一生懸命に生きることを目的とする
幸福以外のものを目的として生きるとき、人は幸福になれる。(J・S・ミル)
【考えるヒント】
人間の生きる目的は、生きることだ。だから、一生懸命に生きることを目的とすることだ。しかし、人間は、どうしても意味を求めたがるから、生きることに意味を探してしまう。その最たるものが、幸せになるために生きる、というようなことだ。
しかし、幸せを直接求めても、幸せは自分のところにはやってこない。なぜならば、既に幸せだからだ。生きていること自体が人間の生きる目的にかなっているからだ。生きている=幸せなのだ。それを別の何かが幸せだと勘違いしているのだから、幸せを実感することは難しい。
私たちは、一生懸命生きよう。生まれたからには、生きることだ。それも徹底的に。そうすれば、死ぬ間際には、良い人生だったと思えるはずだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年9月28日(月)VOL.5038
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)