願いは、エネルギー源
希望は永久に人間の胸に湧く。人間はいつでも今幸福であることはなく、いつもこれから幸福になるのだ。(ポープ)
【考えるヒント】
願いを持つ存在として人間がある以上、願いが叶えられた瞬間が幸せを一番感じることになる。しかし、その幸福感はすぐに消えてしまう。次の願いを持ってしまうからだ。
だから、いつも幸せは、将来のこととして存在するように思える。願いの実現は、いつも今ではなく、未来だからだ。しかし、その未来に向かって生きていくためには、今エネルギーがなくてはならない。そのエネルギー源は、願いなのだ。願いがなければ、私たちは、未来に幸せを見ることはない。
ということは、願いがあること自体が、幸せだということになる。願いを実現する前に既に人間は幸せなのだ。そのことに気づく時、私たちの人生は、楽しいものになっていくはずだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年10月1日(木)VOL.5041
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)