こんな時代だからこそ目先の不満で仕事を辞めるべきではありません。(坂東 眞理子)
若い頃は、目先の不満を全ての不満だと思っていた。ちょっと不満があると、全てが不満だと勘違いしていた。しかし、不満は、表面的なところから始まって、徐々に決定的なものへとつながっていくものだ。だから、目先の不満をすぐに全体の不満だと判断しないで、小さな不満から解消するように行動をすることだ。
小さな不満をそのままにしておくと、どんどん不満が大きくなって、結局、どうしようもないような不満になってしまう。そうすると、全てが嫌になってしまう。そうなると、不満の場から逃げ出したくなって、自分の本来の力が出なくなる。その結果、会社を辞めようという決断になってしまうのだ。
がしかし、不満の末にその場を逃げても、決して何も解決しない。新しい不満が芽生えないうちは良いが、新しい不満が芽生えてしまえば、同じことの繰り返しになるだけだ。だから、小さな不満をそのままにしないで、解決するために行動をすることなのだ。目先の不満を解決し続けていくことだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年10月26日(月)VOL.5058
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)