あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの、それは与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、自分のあり方を決める自由である。(ヴィクトール・E・フランクル)
私たちに問われている自由とは、一日、一日の態度だ。私たちは、自分のその日の態度を決定する自由を人生から与えられている。だから、どんな態度でいるかで、その人の人生が分かってしまう。
どんな態度で日々を過ごしているだろうか。他人に対してどんな態度を見せながら、自分の人生を過ごしているだろうか。人生が自分だけで完結するものなら、どんな態度でも良いかもしれないが、そうではない以上、自分の態度がみんなに影響を与えているはずだ。だとすれば、どんな態度を選択するのか。私たちは、毎日、自分の態度を問われているのだ。
さあ、今日一日の態度を選択しよう。みんなが幸せになるような態度を選択しよう。悲しんでいる人の前に立ったらどんな態度でいるのが良いのか。疲れている人の前に立ったらどんな態度が良いのか。浮かれている人の前に立ったらどんな態度でいればよいのか。傲慢な人の前に立ったらどんな態度でいればよいのか。態度を選ぶ自由をしっかり行使していこう。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年12月23日(水)VOL.5100
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)