雑誌であなたを見たんです
いったい何を目指してなにを考えていたのか。
ただ声をかけてみたかった。
ほんとうに、それだけのことだったのです。
見知らぬ人たちがネットで意見を交わしたりなんて、想像したこともないころの、小さなできごととして。
Q:「特技は?」
A:「添い寝ですよ!」
個人の住所や電話番号を雑誌に掲載しても懸念のない時代があった。音楽雑誌では同好の趣味を持つ仲間との出会いが手紙から始まるきっかけを用意してくれた。楽器などの売り買いなども誌面で住所があかされていて、ぼくが所有していたギタ