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肩書きに捉われず、何もない自分に価値を見出すには?#22


何かに属している自分、何かを得ている自分。
そういった自分に価値を見出しているような気がする。
何もない状態でも愛せるようになると、見えてくるものがあるんじゃないかな。


1年半ぐらい前、現状にモヤモヤしているけど何をしていいかわからない、という悩みを抱えていた私が参加した自己分析セミナー。その時の私を見た参加者から言われた言葉だ。


何もない自分を愛する。どういうことだろう。しばらくずっと考えていたけれど、出てこなかった。未だに答えは出ていないと思いきや、今は何もない状態を愛しているのは確かだった。


なぜ自分を愛せる状態になれたの?と聞かれてもパッと出てこないけれど、気づいたら「なんか好きかも」と思えている自分がこれまでにやってきたことを振り返ってみようと思う。


STEP1:心地良さをできる限り、取り入れる。


無理に自分を好きになろう、と意気込んでもなかなか難しいものだ。なろうと思ってなれるもんじゃないし、きっと時間も必要だ。

肩書きや何かを得たとして、一時期は価値を見出すかもしれないけれど、慣れがくるとそんな自分に満足しなくなってしまう。


だからまず、常日頃、自分の声に耳をすませて、心赴くままに従った行動をとってみる。

本当は何をやりたいんだっけ?今の行動は、Have toかWant toどちらなんだろう。

Have toは生きている限り、早々になくなるものではない。Want toだったものが仕事になった途端、Have toに変わることもあるから、定期的に見直していくことが大事。


朝活を始めて体が日々スッキリしたり、入浴剤の定期便で心が落ち着いたり、好きな音楽を聴いたり、書くことを通して自分が今まで伝えたいことが形になったり。


小さなことでもやってみると、自分の心や体に良い変化がある瞬間を好きと思える。何もない自分を愛するまではいかなくとも、自分自身を知ることで、何もない自分を愛することに近づいている。


STEP2:好きを知り、好きを持つ。


どれだけ好きなものがあるか。どれだけ好きなものに触れているか。
アイドルでも、ゲームでも、誰もが好きな流行りものでも、なんでもいい。人目を気にせずまずはやってみる。


STEP1で「心地良さ」を体感すると、「好き」に近づいていく。好きになった経緯がわからないぐらいには、自然と「好き」と思える方向に向かっていく。今わたしにはまだ言葉にできていない「好き」でいっぱいだ。


理由はわからないけど、なんか純粋に好き!楽しい!という感覚が生まれたら、素直に没頭してみる。好きなものの奥底まで突き詰めてみる。そうした時間は、肩書きなんて忘れて、自分自身に没頭する時間になる。


これまで見えてこなかった好きに没頭する自分。好きなものの側にはワクワクに満ち溢れた自分もいる。


誰かが決めた色より自分色に染まる割合が多くなると、自分のことが見えてくる。

自分がなぜ好きと思えるのか。探っていくと、好きになった時の自分の心の動き、好きなものとの向き合い方、好きの共通点、そこから自分自身が見えていく。


どんな好きも、自分を知るヒントになる。そして、好きにベクトルが向くと前向きになれて、なんだか自分自身も好きになれた。


STEP3:夢を追い状態の自分でも大丈夫と思えるように。


心地良さから好きが分かり、好きが分かった私は、もっと「好き」の時間を増やして自分を好きになれる生き方をしたいと思い、夢を追い始めた。

今やっていることが正解かはわからないけれど、SHElikesというキャリアスクールでクリエイティビティを発揮できる力を学んでいる。


大きな結果は出ていなくても、自分が好きなことに没頭している時間が多くなり、生き生きとする自分ごと、徐々に好きになれた。


けれど、友人などと時々会って話すと、大体が最近やっていること(BeingではなくDoing)や今の肩書き(職業、恋人の有無など)で話が進んでしまう。どうしても自分以外の人たちが「既に何かを得て充実している人たち」のように感じてしまう。自分ばかり夢を見て、叶うかどうかもわからない夢を追っている状態。自分の近況を話す時、好きなこと、心地良いことはしているけれど、どうしても躊躇してしまうことがあった。


けれど、自分の叶えたい理想があって夢を追う状態は、とても前向きで、自分自身にエネルギーが向いている。叶う、叶わないは別として、自分の道を進むために、自分と向き合う時間が増えていくのは、日々を有意義に使えている感覚がある。

そんな日々を過ごして1年ぐらい。夢に近づいたとちょっとでも思えることがあると、自分の心地良さや好きと向き合い、自分色に染めてきたことを、肯定できるようになった。

自分の書く文章を「いいね!」と言ってもらえたり、自分の夢を語ったら誰かが叶えるための提案してくれたり。


夢追い状態を恥ずかしがっていたら、自分に素直に正直になっていなければ、夢に近づくこともなく、自分を好きにもなれていなかったかもしれない。

そう思うと、これからもより今の自分を好きになるための時間を費やしていくことに集中しようと思う。


自分の内面にある「心地良さ」や「好き」から人生を描いていく。それは今後、自然と肩書きとか外面にも出ていくのかもしれない。


今後について


今日は自分を好きになれたかもしれない経緯を話した。

何もない自分を好きになるって結局どういうことか?
気づいたことを、どこかで書いていこうと思う。
今日は時間がないのでまた明日。


まだ何を書くかはっきりしていないけれど、きっとつながると信じて。

まだまだ思考の旅は続いていく。

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