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2日目の扉

 扉を開けて二日目。
 外は風が冷たく、我が家たる軽自動車の座席もけして快適な空間ではない。こんな時は、カフェにでも入ってコーヒーやカフェ・オ・レでも飲みながら、ゆっくり言葉探しをすればいい。
 いやいやそれができたら、どんなにか、いい文章が作れるだろうに。
 初投稿に続き、この話になるが、僕はひとりでカフェに入れない。 
 でもこれが何故か、誰かとカフェで待ちあわせをしたとして、自分が先に到着した場合は、たとえ知らない店でも、軽々と体を店内に移動し、堂々と着席し、連れが現れるまで、いつまでも待っていられる。もちろんカフェに入る前から隣に誰かが一緒にいてくれたなら、常連客のように、扉を開けることができるのだけれど。
 車内はエアコンを切れば、あっという間にただの冷蔵庫になる。温かいコーヒーをコンビニに買いに行こう。コンビニの扉はこんなに軽いのに。


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