ラグビー全国大学選手権準決勝を見て

皆さま、あけましておめでとうございます。
毎度毎度、拙い文章ですが…今年もよろしくお願いいたします。

今年は、更新頻度を上げていけたらなと思っております。
理由は、僕が何かを発信することで皆さんから反応を得たいと思うからです。
肯定されることもあるでしょうし、否定されることもあるでしょう。
その全てが、僕の成長のきっかけになると考えているからです。
ひとつでも多くの反応を得たいのであれば、ひとつでも多くの記事を書くということは当たり前ですよね!!笑

さて、今日はお正月の風物詩であります
「ラグビー全国大学選手権」
をテレビ観戦した感想を書こうと思います。

まずは、第一試合の

「帝京大学×早稲田大学」

の試合についてです。

僕が気になった点はふたつです。
「早稲田大学の外を攻略する上手さ」
「フィジカルの強さの意味合いの違い」
です。

まずは、ひとつ目についてです。
FWのモールにしても、BKの展開攻撃にしても、早稲田大学は外を上手く攻略していたと思いました。
モールについては、楔を打って来ている選手の外側を攻略していました。
モール自体の押す方向の意識をそこに集めていたんだと思います。
モールの中で、どの選手にプレッシャーをかけるのかといったこと(ターゲットを決めていた。)もあったかと思います。
チームとしてのプランもあっただろうし、あの中での状況判断もあったでしょうし、上手い具合にモールを楔の外側に動かしていたように見えました。
展開攻撃についても、いろんな工夫があったように思います。
帝京大学のBKが飛び出して来たときに、懐を一段深く持つことでその選手の外側にボールを動かすことができていたと思います。
あるいは、そのDFが飛び出してくる前に、ボールを受ける前に横に動くこと(伸びのプレー)でDFを無力化していたかとも思います。
帝京大学はATを内側に入れるようなDFをしているのに、その外側にボールを動かされてしまっては、トライを防ぐことは難しいかったでしょう。

次に、ふたつ目についてです。
1v1の純粋に体を当てるという力、表現を変えると衝突する力ではそんなに差がない印象でした。もしかしたら、帝京大学の方が上だったかもしれません。
それに対して、早稲田大学は、しなやかな感じがしました。力を受け流すというか、力の使い方や体の使い方が上手い印象でした。
帝京大学が鉄の強さだとしたら、早稲田大学は柳の強さというイメージでしょうか。
そのフィジカルの差が、攻撃のテンポの差に影響を与えたように見えました。
リサイクルのテンポの微妙な差になったり、ボールを前に進められる距離の差になったり、それらの小さい差が試合に影響を与えたのではないかと思います。

次に、第二試合の

「明治大学×天理大学」

についてです。

「今年の天理はいいよ」ということを、事前に聞いていました。
そうだとしても、このような試合になるとは思いませんでした。
その要因は、いくつかあったと思います。
・フィジカルの優位さ
・効率的なAT
ものすごく大きく言うと、この2点かと思います。

フィジカル、チーム全体として優位だったと思います。
試合開始当初は、互角に見えました。
お互いのファーストタックルがしっかりと入ることができていて、BDでもプレッシャーを除くことができていました。
しかし、そのバランスが徐々に崩れ始めました。
その状況を作り出したのは、効率的なATだと思います。
強い選手を有効に使って、相手DFの全体的なバランスとタックラー個人のバランスを崩して、徐々に自らが優位な状況を作り出したんだと思います。
DFの全体的なバランスが崩れたのが先なのか、タックラー個人のバランスが崩れたのが先なのか、そこを決めるのは難しいところです。
とはいえ、その状況で明治大学のペナルティーを誘ったり、大きくゲインをしたり、トライを奪ったり、その要因になったのは確かだと思います。

ものすごく細かい局面での話をすると、やっぱりノミネートできていない選手を止めるのは難しいですね。
DFラインをセットしたときにはいなくて、プレーが動き出した後に逆サイド等からATに参加した選手を止めるのは、なかなか難しいです。
それが強い選手だったりするとなおさらですね。
そこに2人の選手が引き付けられたりすると、DFラインにギャップやスペースが生まれてしまいます。
もっと具体的に言うと…急にフィフィタ選手がATラインの裏側から現れたら、止められないんですよ。。

ということで、決勝戦のカードが決まりました。

「早稲田大学×天理大学」

今日の試合の出来だけで考えると、天理大学が優位なのかなと。
実際の試合までは時間があるのでどうなるかは分かりませんが。
ただ、ひとつだけ言えるとしたら…きっと、面白い試合になるでしょうね。
こんな当たり前の予想をしても、誰も得しないなぁ、、

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