見出し画像

未来、未来っていうけどさぁ

ここ最近書店にいくと、
2030年の○○とか、2040年の△△とか、2050年の□□
といった未来をテーマにした本をたくさんみるようになった。

また、教育界でもそういったテーマの本や講演内容を聞くようになってきた。

みんなは1年後のことわかりますか?
ぼくはわからない。なんとなく、こんなことをしているかな〜という想像はするけれども、わからない。自身を持っては言えない。
1年前のぼくは、まさか1年後に学校が変わっているとは全く思っていなかった。

2030年の○○とか、2040年の△△とか、2050年の□□
といった未来をテーマにした本も現状の様々なことを踏まえて、述べられているため、自分自身の1年後を考えるよりも信憑性があるのかもしれない。
でも、正直未来なんて誰もわからない。
ぼくが子どものとき、ノストラダムスの大予言が流行った。
その大予言を樋口少年は結構信じていた。
結構ビクビクしていたのである

目の前の子どもたちにこんな力をつけたい!
と思って、様々な力をつけてあげたいと思って、様々な実践をしていることでしょう。
例えば、ぼくは
算数科においては、創造する力をつけたい
と思って、授業を考えている。

でも、その子どもたちが未来でそういった力がしっかりと身についたのか、伸ばすことができたのかと言われると、

全く自信がない・・・

むしろ、自分が創造する力をつけたいと思っていることは間違えているのではないかと恐くなる時もある。
そもそも、その子の未来を僕は一緒に歩けない。
教え子たちが社会に出始めている最近、これはよく思うこと。

なんか、未来にむけての◯◯力というキラキラしたワードがなにか増えすぎたような気がとてもしている。
(必要な◯◯力もあるけれど、なにかキラキラしてしまう場面があるというか・・・。この感覚伝わるかなぁ)

まぁ、別に増えてもいいんだけど、◯◯力という言葉を使うあなたはしっかりとイメージ、説明することはできますか。

最近は、リーダー力というのをみた。
4月、前年度の引き継ぎをしているときに、

「この子はリーダータイプだから」ということを聞く時がある。

本当にその子はリーダータイプなの?じゃあ、他の子はリーダータイプではないの?本当にそう?未来なんて誰もわからないよ?
先生の言う通りにする子がリーダーではないよ?

今、教育界は非認知能力がブーム。
非認知能力の大切さはわかる。
でも、非認知能力とは具体的にはどのような能力なのか人によって、言っていることが異なる。
また、これをすれば非認知能力が育つということもよくわからない。有効なことももちろんあるが、すべてがすべてそうではないことでしょう。

話がちらばってきたので、まとめていきます。
この記事でぼくが何を言いたいのかといえば、

未来、未来とばかりいわずに現在できることをしっかりしようよ

ということ。
もちろん未来にむけてがんばることは大事。
でも、そのためには現在をがんばらないとつながらない。

じゃあ、樋口はなにをがんばるのといえば、前述通り、
創造する力
を子どもたちにと思う。
あなたが、◯◯力という言葉を使ってるじゃんというオチなのかと思ったかもしれないけど、違う。
全くキラキラしていないのよ。ぼくにとっては、泥臭いキーワード
学習指導要領を読み込み、あらためて創造する力の大切さに気づいた。

ぼくは創造する力を現状でどのように身に付けていくことができるのかと考えていくよ。

いいなと思ったら応援しよう!