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イングリッシュネームは必要?実は英語学習に効果アリな話から命名の仕方まで

1.「イングリッシュネーム(English name)って何?」
2.「イングリッシュネームって必要?」
3.「どんなイングリッシュネームを付けたらいい?」

今回はこんな疑問を持つ方に向けて、私の経験を織りまぜながら書きたいと思います。

1. イングリッシュネーム(English name)って何?

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イングリッシュネームとは、英語圏でよくある名前を使用したニックネームです。
特にアジア圏出身の人が英語圏で生活する場合、イングリッシュネームを付けることが多いです。


その理由は...


①英語圏ではアジア圏の名前に馴染みがないため覚えにくい

②英語とアジア圏の言語は発音・文字・文法が全く違い(「言語間距離が遠い」と言います)、英語ネイティブスピーカーにとって、アジア圏出身の人の名前は発音しにくく、読みづらい

からです。

2. イングリッシュネームって必要?

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自分の名前が外国人の方に間違って伝わった経験はありますか?

例えば、海外のスターバックスで注文をすると名前を聞かれます。そして、カップには名前を書いてくれて、商品の受け渡しの際には名前を呼ばれます。

しかし、店員さんは、日本人の名前をかなりの確率で間違えます。

Mayuという私の名前も例外ではなく、間違えられていました...Miyuに(Miyuって可愛いけどさ、人変わっとるやないか...と思うわけです)。

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ちなみに、イギリスの大学院の卒業式では、卒業証書授与の時に「メイ ウー スズーキ(May U Suzuki)」と呼ばれ、自分のことだと認識するのに時間がかかりました(「ウー」はミドルネームでしょうか...)。

もしかしたら、みなさんも私のこのような経験と同じように、海外で自分の名前がスムーズに伝わらなかったことがあるかもしれません。

しかし、決して自分の名前に対する自分の発音の仕方が悪いわけではありません。1で言っていたように、英語圏では日本人の名前は馴染みがなく、日本語と英語は言語間距離が遠いことが理由で、私たちの名前がスムーズに伝わらないのです。

そのことを踏まえた上で、イングリッシュネームを名乗るべきなのでしょうか。

答えは・・・人それぞれの考え方によります。

「イングリッシュネームのメリット」

イングリッシュネームを使用するメリットは、

①名前がスムーズに伝わりやすいので、伝わらずにイライラすることが減る

②覚えてもらいやすい

インドネシア出身の同窓生は、イングリッシュネームを使用していなかったので覚えるのに苦労しました。というか、発音の仕方が難しいため、名前を呼ぶのを避けていました...

③自分とは違う人格を作りだすことができる

特に③は英語学習者にとっては大切です。
イングリッシュネームを使用することにより、英語話者という自分とは違う新しい人格を作りだすことができます。

なぜ、英語学習者が自分とは違う新しい人格を作り出すといいのでしょうか。

その理由は・・・

英語習得の助けとなるからです。

英語学習にアウトプットとしてのスピーキングは必要不可欠ですが、日本人は人前で英語を話すのが恥ずかしいという方が多いです。その恥ずかしさがスピーキングの練習の妨げとなります(これを「言語不安」と言います)。それゆえに、英語習得まで長い道のりとなってしまいます。

そこで、イングリッシュネームを使用し、日本名とは違う英語話者という新しい人格を作りだすことにより、恥ずかしがりやの自分ではない積極的な自分になりすまします。この積極的な自分になりすますという行為は、人前で英語を話すことへの抵抗感を軽減する助けとなります

この抵抗感の軽減が、積極的に人前で英語を話すように促し、英語習得へと導いていくのです

ちなみに、私はMayというイングリッシュネームを持っていますが、Mayの人格はMayuの人格よりも少しアグレッシブです(笑)

(「言語不安」については、「英語ペラペラになりたい!でも人前で英語を話すのは不安...なんで?どうすればいい??」でまとめています。)

「イングリッシュネームのデメリット」

一方、イングリッシュネームを使用するデメリットは、

①小っ恥ずかしく感じる

②アイデンティティクライシス

③公的書類には使用できない

④飽きても変更しづらい

⑤慣れるまで反応できない

①は、私もそうでした。イングリッシュネームをわざわざ持つということに抵抗感がありました。

きどっていると思われるんじゃないかと... ベタベタの日本人やのに、キャサリンとかおかしくないか?みたいな...(ほんの少しの勇気があれば大丈夫です)。

②は、アイデンティティの喪失です。本来の自分ではない名前を使用することにより、本来の自分ではなくなっていき、自分が何者か分からなくなるのです。特にイングリッシュネームを頻繁に使う人には多いかもしれません(海外に長く住んでいる人など)。

③は、基本的には公的な書類にいわゆるニックネームであるイングリッシュネームは使用できません。

私の場合も、卒業証書はMayではなくMayuになっています。ちなみに、卒業証書授与式の時に初めて、イングリッシュネームを使用している中国出身の同窓生の本名を知りました。本名は難しすぎて、もう覚えていませんが...。

④は、人に自分のイングリッシュネームを伝えると、伝えた人にはその後ずっとその名前で本名と同じように呼ば続けるので、使用しているイングリッシュネームに飽きたり、嫌になっったりしてもなかなか変更しづらいです。

⑤は、イングリッシュネームで呼ばれても、慣れるまで自分と気づかず、すぐに反応できないです。これは、結婚で姓が変わった時に経験する人も多いと思います。

以上のメリットとデメリットを踏まえた上で、イングリッシュネームを使用するかしないかを決めるとよいのではないでしょうか。

イングリッシュネームのメリットは分かるけど、デメリットも気になるという方は、スタバネームを使用してみてもいいかもしれません(スタバネームとは、海外のスターバックスでだけ使用する便宜上のイングリッシュネーム)。その時の気分で使えます。

また、英語学習者でイングリッシュネームに抵抗感がある方は、英語を学習する時にだけイングリッシュネームを使用してもいいかもしれません。


3. どんなイングリッシュネームを付けたらいい?

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「イングリッシュネームのメリットは分かった。じゃあ、どんなイングリッシュネームを付けたらいいの?」

付け方は人それぞれで、付け方に決まりはなく、自分の好きなように付ければよいのですが、参考として付け方の例を紹介します。

「本名と関連させる」

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本名と似ているイングリッシュネームを付けるパターンです。

私の「May」というイングリッシュネームは、単純に「Mayu」からきています(オーストラリアの語学学校のクラスの中に、私以外にもう1人マユさんがいて、ややこしいので先生に勝手に命名されました)。
台湾出身の友人は「シンロー」という本名と発音が似ている「Cindy」というイングリッシュネームを付けていました。ちなみに、私は彼女の本名を何度練習しても正確に発音できないため、彼女の本名を言う度に「自分の名前じゃないみたい」と笑われていました。

「生まれ月に関連させる」

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6月(June)生まれだからJaneにするといったように、生まれ月に関連させるパターンです。

「憧れの有名人の名前にする」

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好きな俳優・女優・歌手・政治家などの名前をイングリッシュネームにするパターンです。

私は昔、オードリー・ヘップバーンに憧れ「私はAudrey」とか言っていましたが、どう考えてもオードリー顏ではないので、「Audrey」をイングリッシュネームに採用するのはやめました。しかし、顏は違えどもイングリッシュネームだけでも憧れの女優さんと同じにしても良かったかもと思ってみたり...

「好きなブランドの名前にする」

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TiffanyやChloeなど、自分が愛用していたり、憧れていたりするブランドをイングリッシュネームにするパターンです。

「好きな花の名前にする」

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Margaretのように好きな花の名前にするパターンです。

「好きなものにする」

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もうそのまま、自分が好きな物をイングリッシュネームにするパターンです。

韓国出身の友人はMoney(まさに「お金」)というイングリッシュネームを名乗っていました。印象が強烈だったので、すぐに覚えることができました。

「イングリッシュネームメーカーを使用する」

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もう自分でイングリッシュネームを考えるのが面倒くさい、男性向き、女性向きの名前が分からないという方は、ウェブサイトでパッと命名してもらうのもアリだと思います。

4.最後に

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以上、イングリッシュネームの必要性、付け方を見てきました。

イングリッシュネームを持つことに抵抗感がある方は多いと思いますが、イングリッシュネームを使用するメリット、デメリットを考えた上で判断すればよいと思います。

イングリッシュネームを使用すると決めた方は、自分のために命名する貴重な機会なので、せっかくなら命名を楽んでみてはいかがでしょうか。

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