『行動力がある人』が必ずやっていること
今日は『行動力』がテーマです!
どんどんと成果を上げる人は、みんな決まって行動力がありますね。
でも、実際のところ、即行動するのが大切!と分かっていても、行動できない人も多いものです。
頭ではわかっているのに、行動できない。
そんなとき、
✔︎ 失敗を恐れる自分はダメだ
✔︎ 自分は行動力のない人間だ
✔︎ 自分はあんな風に行動できるようになれない
と、落ち込んだりしてませんか?
大丈夫。あなたはダメなんかじゃない。
ただ、『行動するしくみ』を知らないだけです。
行動できる人は、『行動するしくみ』を知っているだけです。
行動できるかどうかは、能力でも、メンタルでもなく、このしくみを知っているかどうかです。
行動したいのに行動できないのはなぜ?
『即行動』が大切なのはわかっているのに、できないのはなぜでしょうか。
結論、明確になっていないことが原因です。
一般的には、行動できない理由は
✔︎ 意思が弱い
✔︎ 失敗することに対する恐怖心
✔︎ やりたいことが決まっていない
このあたりをイメージすることが多いと思います。
でも違います。
正確に言うと、言葉が足りていません。
そもそも『意思』なんてものは、ほぼ無いに等しいものです。あなたの意思が弱いんじゃなく、そもそも意思なんてほぼ無いんです。(脳科学の研究でも証明されています。だから行動できない自分を責めないで!)
そして、失敗する恐怖で動けないんじゃなくて、失敗した時の対応策が見えていないから不安を感じているんです。つまり、恐怖に飲まれるケースは『不安の中身と対応策』が明確になっていないんです。
また、やりたいこと・やるべきことが明確になっていないことも、行動に移せない原因です。
たとえば、「今夜何食べよう?」と考えているうちは、料理は始まりません。仮に、「めっちゃ美味しいオムライスを食べよう!」と決めたとしても、そのオムライスが具体的に何味のもので、どんな作り方なのか、明確になっていなければ作り始めることができません。
これが行動できない状態です。
まずは、行動できないときというのは、あなたに問題があるんじゃなく、明確になっていないことが原因なんだということを、自分を責めずに理解してください!
行動力の4条件
では、具体的に行動するための条件に触れていきましょう。
一言で言うと『明確化する』ことです。
では、何を明確にすればいいのか、4つのポイントをお伝えしましょう。
(1)目的地の明確化
最も大切なのは、ここです。
行動する上で、「目的地はどこなのか」を明確にしましょう。
旅行先が決まっていなければ、旅行は始まりません。
将来やりたいことが決まっていなければ、何をしていいかわかりません。
何を決めるための会議かをはっきりしなければ、話し合いは生まれません。
行動には、目的地が不可欠なんです。
いやいや!やりながら見つかることだってあるんじゃないの?
と思う方もいますよね。でも、これは目的地がやっていく途中で変わっただけで、一旦は目的地を決めているんです。
たとえば、やりたくない仕事も3年くらいやったら楽しくなり、成し遂げたいことが生まれるということってよくありますよね?
これは、はじめに『仕事を覚え切る』という目的地を一度設定しています。その後、どこかで新たな目的地が芽生えているだけなんです。
と、いうことは、
「将来やりたいことが決まってない」という人も、将来やりたいことを今ここで無理やり明確化する必要はなくて、「とりあえずここまで行く」という、仮置きの目的地を明確にしておけばいいんです。
(2)過程の明確化
目的地が明確になったら、次に『どうすればそこに行けるか』を考えましょう!
さっきの料理で喩えるなら、『○○をつくる!』と決めたら、レシピを調べ、食材を買いに行くという過程を明確にするんです。
このときに、めちゃくちゃ重要なことがあります。ほとんどの人はここにつまずく。
それは、『今の自分ではできない』と絶対に考えないこと。
これが常にあなたの思考を邪魔します。
たとえば、『起業しよう!』と考えたとき、お金が無いことや、実力がないという思い込みがネックになったとします。
このとき、「今はお金がないから難しい」と考えることをやめてしまうことが行動しない理由です。
そうではなく、
①起業するにはいくら必要かを調べる
②いつまでに起業するか決める
③毎月の貯金額を決める
④貯金する手段を決める
と、ひとつひとつ明確にするんです。
④まで行けばやるだけ。ですが、ほとんどの場合は「お金が貯まったらやろう」とぼんやりと考える。
明確化すると、必ず数字が出てきます。
この明確化ができれば動ける人になるまであと一歩!
(3)対応の明確化 〜「できない」を前提に考える〜
次に、リスクに先回りするステップです。ここがなくても行動はできますが、ここがないと高確率で失敗します。
ところが、ここが抜け落ちている人をよく目にします。「やりたい想い」だけで失敗してしまうパターンです。
そうならないために、『徹底して悲観的に』考え抜きます。「うまくいかない」を前提に考えるんです。
たとえば、「これは流行る!」と思うような飲食店を思いついたとします。
・いや、流行らない!と考えて、対策を考える
⇒流行っている店舗を探す・その店が流行ってる理由を考える
⇒流行っている店舗がどこにも無いなら、流行らない可能性が高い など
・いや、集客がうまくいかない!と考えて対策を考える
⇒流行っている店舗の集客方法・集客数を調べる
⇒小さく広告を打って、反響を確認してみる など
・いや、リピートしない!と考えて対策を考える
⇒自分がリピートしている飲食店で、リピートする理由を考える
⇒自分がリピートしていない飲食店で、リピートしない理由を考える
⇒リピートが成立している店舗が、上手くいっている理由を調べる
もちろん、すべてが確認できるわけではないです。実際には、やりながら修正していくことが必要でしょう。だけど、不安を事前に対策しておくのか、しないのかで成功確率も安心感も全然変わるはずです。
(4)スケジュールの明確化
最後に、『行動に移す日を決める』です。
ここまでくれば、やるべきことは明確になっているはずです。そうなれば、あとはいつやるか、の問題です。だから、スケジュールに入れてしまいましょう!
行動しない人の合言葉は「いつかやろう!」です。
準備が整ったらやる、と考えている人は、絶対に準備は整う日は来ません。
準備が整っていないなら、『何をいつ準備するか』を決めるんです。
僕の知り合いの経営者はみんなこれをやっています。
行動力がある人は、これを必ずやっています。
行動力がない人は、必ず明確になっていないことがあるはずです。
ということは、あなたがやるべきことは『明確にすること』なんです。
何度だって目的地は変えていい
最後に、1つだけお伝えします。
それは、目的地は何度変えたっていいということです。
たとえば、自分の夢を明確に描いたとします。
だけど、「本当にこの道でいいんだろうか?」と迷うこともあるでしょう。
だって、貫いている方がよさそうですよね?
そんなことないです。
貫いているように見える人も、ちょっとずつ目的地はアップデートしています。
だから安心してください。目的地に正解なんてないんです。あなたが目指したい目的地は、その時あなたが思う場所でいいんです。
あるのは、その選択を正解にするための行動だけです。
行動力=素質ではありません。
行動力=明確化です。
即行動している人が特別なんじゃなく、「明確化する習慣」を持っているだけです。あなたの夢がタスクとしてスケジュール帳に落ちるまで、とことん明確化していきましょう!
この記事が、少しでも誰かの1歩目の背中を押せるものでありますように。