スピリチュアルや自己啓発などでよく言われる「全ては自分を写す鏡」とはどんな意味?
心について興味がある方の中で、「全ては自分を写す鏡」です、という表現を聞いたことがある人はいますか?
これについて、解説をしたいと思いました😌
私も最近まで、目の前に起きている現象、例えば、嫌な人がいたら、それは自分の鏡なのだから、自分の捉え方をポジティブに変えた方がいい、と思っていました。
「自分を写す鏡」という表現から、まさに物質としての鏡のような構造だと思っていました。
でもそうではない、と今は解釈しています。
ではどういうことなのでしょうか?
例えば、家の窓から見える外の世界には、真っ青な空と新緑が広がっているとします。そしてツバメが時折飛んできて電線にとまっています。
①ある時の私は、それを美しいと感じます。なんて豊かな環境に家があり、恵まれたところに住んでいるのだろうと思います。
②ある時の私は、電線が見えないような、もっと視界に何もない海の近くに暮らしたいと思います。
③ある時の私は、心に憂いがあり、窓の外の世界に意識を向けることができずに、ただただ、心の憂いに思考を廻らせ悩んでいます。
私たちは
現前に広がる世界は同じでも、私の心の状態(捉え方)で、目に写る世界の感じ方がまったく違ってきます。
「全ては自分を写す鏡」とは、このことを言っているのだと思います。
①の心の状態は「知足」の世界なので、眼前の世界を美しいと感じ、さらには自分の暮らしも豊かであるとの思考を展開していきます。心は穏やかです。
②の心の状態は「不足」の世界なので、電線に焦点を当て、もっと他の環境なら、よりいいのにと、他の環境を求め、それが得られれば幸せなのに、との思考を展開します。
③の心の状態も「不足」の世界ですが、目の前の世界に気づくことなく、心の憂いに囚われ、その思考を続けると、さらに憂いに浸っていきます。
つまり、心穏やかでいるのも、憂いを大きくするのも、結局は私が選択しているのです。
これを他の表現では、「現実は自分が創造している」となります。
まずは、このように自分の心の状態(捉え方)によって、「目の前の現実をそのように見ているのは私自身である」ことを自覚することが大切です。
これを自覚する道が「言霊学」にはあります。
自覚とは「自分に覚める」と書きますね。
自覚とは、自分(主体)と自分以外の存在(客体)を客観的に認識していくことができるようになるということです。
とは言え、このような構造を知っても
私自身なかなか実践できずにいることが多いです😆
ですが、知ることから実践に向かいやすいようにも思います🌈