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普通の子の中学受験、教育費について考える
皆さん、ご存知の通り、中学受験は想像以上にお金がかかります。
ほぼ小学5年で中学受験を始めたうちでさえ、
小学5年=約100万円(W塾の集団のみ)
小学6年=約150万円(W塾の集団と個別を併用)
合計で250万円ですが、小学4年から始めたご家庭だと、これに
80~100万円はプラスされるはずです。
うちの場合、小学2年から5年まで公文に通う程度で、他のスポーツなどの
習い事は公共で募集されている手軽なものばかりをさせていました。
(子どもがあまり習い事に行きたがらなかったこともあります)
潤沢な教育資金を用意できるご家庭なら、そのときどきで最高の教育、
習い事の機会を与えてあげればいいと思います。
けれど、うちのように普通の家庭では、教育費をどこにどれぐらい
かけるかは、慎重に考えてきました。(見栄もはれませんでした・・笑)
私としては、子どもが勉強好きなら、ずっと公立でいいと思っていた
ぐらい。ふり返っていえるのは、中学受験を考えているご家庭なら、
それほど幼児期の習い事にはお金をかけなくてもいいかなと思います。
例えば、幼児期の英語教育などはそれほど成果を生んでいないという
話もチラホラ聞きます。
それに、中学受験が始まると、勉強する時間が膨大で子どもらしい生活が
しにくくなります。中学受験が始まるまでは、本当に自由に、のんびり
楽しい毎日を過ごさせてあげるのもいいかなと思います。
そして、その間に親はせっせっと教育費を貯めるのみ!
一度、中学受験が始まれば、毎年100~150万円ペースで
教育費がかかりはじめ、それが中学入学から大学卒業までエンドレスで
かかってきます。小学4年で始めたなら、13年続くことになります。
さらに、中学も進学校であれば、常に塾が必要になることもあります。
なるべく小さいうちに我が子の才能を伸ばしたいと思う
親御さんの気持ちは痛いほどわかりますが、無限ではない教育費を
効果的に使うには、メリハリが必要になるかと思います。
知り合いの方も、お子さんを私立小学校に入れたものの、
学習で遅れをとり、本当は塾に行かせたいけれど、そこまでは
出せないと言います。それなら、公立の小学校にして、しっかり
塾通いさせて、中学でレベルに合った大学付属校に入れてあげた方が
その子の将来にとっては効果的なお金のつかい方ではないかと。
教育を「投資」と表現するのは好きではありませんが、限られた教育費で
あればあるほど、その子の学歴を構築するのに、どこに使うべきかは、
すごく重要な気がします。反対に、あまりに教育費を使わないで
子ども任せというのも、優秀層の子以外には酷な話です。
知り合いに小学校の頃、たいへん優秀なお子さんがいたのですが、
本人が部活を中心にしたいということで、ほとんど塾通いせず、受験も
嫌だからと学校推薦だけで上がっていったところ(高校まで公立)、
あまり聞いたことのない大学に進学されました。
大きなお世話なのは重々承知していますが、
本人があまり目覚めていない場合は親が学歴や学びの大切について、
一緒に考えて、そういった機会を与えていかないと、せっかくの素質を
うまく伸ばせないこともあります。教育費というのは、その子の素地や
環境に合わせて、引くところ、出すところを戦略的に考えていくべきかなと。
(何度もいいますが、教育費が潤沢な方はなんでもアリですよ~笑)
うちは、MARCH付属中なので、塾については子どもから「塾なしで
どこまで出来るか、みていてほしい (たぶん通いたくないだけ・・)」と
言われており、とりあえず塾なしでスタートすることになりました。
けれど、成績がおもわしくない場合は、塾も必要になってくるでしょう。
高校に入れば、我が家なら授業料の助成が受けられるかもしれないので、
その場合は、その浮いた分の費用を塾代にあてるつもりです。
塾は、付属大学の推薦をとるためのフォローをしてくれる塾、
英語をマスターするための塾のどちらか、または両方を考えています。
(できれば短期留学も・・・・・汗)
あと10年ほど、親も子も無理のないレベルで、
効果的な教育の機会をもてるといいなと切に願っています。
そして、がんばって教育費を貯めていく日々はまだまだ続くのでした。