普通の子の中学受験、得意科目をつくる
学校での成績は、おそらく上位3分の1ぐらい、塾では下位に近いクラスに
位置していた普通の子である、うちの子ですが、無事に2020年春より
MARCH付属中に通っています。(まだ、オンライン授業のみですが・・・)
御三家を狙うような優秀層とは違いますが、それでも本人の第一志望に
合格できた理由について考えたとき、「〇〇といえば、国語!」のような
得意科目=看板科目をつくることが、自信につながり、他の教科の成績の
引き上げになるようです。
たとえば、うちの子は、公文で算数と国語をやっていて、算数の計算の
速さと国語の読解の力が多少なりともあったようです。
そのため、国語のテストで、最初から偏差値50を超えることができ、
調子がいいと、W塾のトップクラスに入れてもらえるような成績をとったり
していました。これは、本人も理由がわからないようで、「なぜかできる」
とのことで。ひとまず、うちの場合は、国語を本人の看板科目とし、
「すごい!すごい!」と親をはじめ、先生方もほめてくださる機会が
多くありました。これに気をよくした子どもは、
「じゃ、算数もがんばるか」とやる気がでたようです。
けれど、算数については、公文のおかげで計算は早くできるものの、肝心の
計算式を考えるところまでの応用力がなく、、、散々たる成績。
「中学受験は算数で決まる」という言葉があるぐらい、中学受験において
大事な算数ができないということは、合格は遠のくばかり・・・。
そこで、うちは、以前にもふれたように、6年生から算数のみ個別塾に
いれました。(行くか、行かないの最終判断は子どもによるもの)
個別塾も、いくつかの塾をまわり、子どもの適正にあった塾を選んだ
つもりです。まず、個別塾の個人的な感想は以下の通り。
T塾=御三家を中心とする上位層がほしい塾。うちはお呼びでない。先生と生徒1対1の学習方式が、子どもにはプレッシャーだったらしい。
Bグループ塾=なんかゆるい感じ。ボリュームゾーンは日東駒専の印象。子どもは少し物足りなかった様子。
W塾=集団でも通っていたW塾の個別。毎週、集団と個別の先生が話し合い、その子の学習方針を決める。1対2という学習方式を子どもが気に入る。
ということで、うちは子どもの希望通り、W塾の個別に決定。(親としても、
集団の方に通っていると個別塾の入学金がいらないのも、ツボでした)
あと、W塾の個別のまわしものではありませんが、入塾を決めた大きな理由
のひとつに、「MARCH付属なら、この問題集(4科まとめ)を何周もやれば、
合格します」と、さらっと室長がおっしゃったことにあります。
セールストーク風でもなく、ごくごく当たり前のこととして
おっしゃった姿に、妙に感動しました。実際に、その塾では、うちの子が
目指していたMARCH付属に合格した実感が多数ありました。
そして、室長のお言葉通り、4科まとめの問題集を数回繰り返し解くと、
うちの子は受験の2ヵ月前くらいには、とあるMARCH付属中の算数の
過去問を、1つ間違えただけで、あとはすべて正解!(これはうちの子
だけでなく、その塾に通っていたほとんどの子が、それぐらい
仕上がっていたそうです)
算数の最終的な偏差値は、Y40半ばから60近くまで上がっていました。
中学受験には、集団塾が欠かせませんが、それでも出来ない子には
個別塾をつけることで、どこでつまずいているのか、何がわからないのか、
またMARCH付属なら、どの範囲をやればいいのか、本当に細かい分析を
してくださいます。特に、上位層でもないと各志望校別の対策コースなんて
ありません。その費用がない分、早めに個別塾をのせる、というのは
中学受験の合格への後押しになるのではないかと思います。
(子ども的には、先生が選べるのが良かった様子。何人か合わない
ということで変更していただきました・・・汗)
おかげさまで、看板科目の国語をお守りがわりに、算数は個別塾で
のばしてもらい、理科は算数と重なる分野があるため引っ張られる形でのび、
順調に成績はアップしていきました。
ただひとつ、社会をのぞいては・・・・涙。(これは明日以降、お話しますね)