農業体験2021-2 田植えとまびきと草取りでの声かけ その2
この記事は、農業体験2021-2 田植えとまびきと草取りでの声かけ その1の続きです。なぜこの人は小松菜をわんさか抱えているんだろうと気になった方はぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。
かくして卵焼きをまずは作ることになりまして(その食材を使って何を作るのかも子どもたちに決めてもらう)、今回の小松菜は小さめなので5株分使って1台の卵焼きを作っていきます。
持ち帰ってきてすぐにさっと土を落としたものの、吸水させている数時間にも2匹の幼虫を見かけたのできっとこれはまだいるだろう…ということで1号召喚。
「葉っぱにまだ幼虫や卵がいると思うんだけど、どうする?」
「虫って食べても大丈夫?(そっちかい)」
「今は昆虫食もメジャーになってきたし大丈夫よ。それから、この後しっかり洗うし確認するから料理に入ることもないと思うけれど、万が一入っていても加熱するからね。」
「幼虫と卵を探したい!できれば育ててみたい!」
おっと、そうきたか…なるほど。では頑張ってもらいましょう。
一本一本つぶさに確認し、当初は葉っぱが切れないだの、救出するたびにベランダの虫かごまで逐一運んでいましたが、ふと気づいたようです。
「まとめてから運んだらいいね。何か容器貸して。あとキッチンハサミも借りたいな」
少しずつ作業効率を上げるカイゼンがもたらされます。
その横で卵焼きを黙々と作りまして、ちょうどその頃ご飯が炊けて、2号がほぐすのを現場監督に行く1号。
「なんか今日のごはん、量が少なくない?」
「そんなことないよ、3合だよ。3合って単位わかる?」
「知ってる!(ドヤ)」
「おおーさすがだね!3合だとご飯茶碗何杯分だろうね…」
と、褒めてさらに質問かぶせてみたりもします。
かくしてこの日の食事は(小松菜ポタージュまではたどり着けず。ここに刺身盛り合わせが入るわけですが…)、小松菜入りの卵焼きがメインの夕食となりました。
単純作業かつ目を使う細かい作業なので、集中力がきれた1号は食事を挟んで復活、後半の作業スピードはとても素晴らしかったです。まぁこれは私が「つらかったらもうやめていいんだよ。母がとっとと水で流していってしまうからね。虫を食べることはないから!」と声かけしてしまったため、かわいいかわいい幼虫や卵を流されては困る、僕が命を守らなければ…と危機意識を持ったからだそうです。
仕分けをしながらぽつりと一言。
「学校の畑には、ほとんど幼虫も卵もいなかったけど、ここにはたくさんいたよって週明けに担任の先生に報告したい!」
おぉー学校での活動ともリンクしていてよかった。
ということはこれはきっと蝶の幼虫ですね…母は何の虫か全くわからないですよ…
さて、1匹くらいは成虫になってくれるかしら。楽しみです。
だし巻き玉子定食風。これに、近くの和食のお店でテイクアウトしたお刺身を添えました。