農業体験2021-2 田植えとまびきと草取りでの声かけ その1
農業体験に参加してきました。
今年2回目のプログラムは、田植えと畑の草取り(とまびき作業)
3年前から参加させていただいていますが、昨年は田植えは中止、ゆえに人生2回目の田植えとなった1号。
「ドロドロはいやだなぁー」などとつぶやきながらも、一世帯に任される区画、ほぼ1人で8割は終えてくれました。
田植えの話はまた別の機会にするとして、今日はまびきの話をしますね。
じゃがいも、ネギ、里芋、小松菜の畑の草取りを、時間区切って実施する中で、草取りついでに小松菜はまびきをして、とったものは持ち帰っていいと担当の方から説明が。
「草取りついでにまびきをするよ」
「まびきって何?」
「密集して生えていたら水分や土の中の養分を奪い合ってみんな育たなくなってしまうから、すき間をあけて、もっとのびのび育つようにすることだよ。君たちも限られたお水やごはんをお友達や家族と分け合っていたら、お腹がすいた、頭が働かない、走れないってなってしまうよね。」
「うん、そうだね。」
本当はここから世界の食糧危機の話もしたかったのですが、まずは草取りとまびきに集中せねばということで短時間勝負で抜き、土を盛りかけます。
そして農業体験終了後、山ほどの採れたて小松菜を、ビニール袋に入れて持ち帰らせていただきました。
とても暑かったので持ち帰るうちにしおれてしまった小松菜。土を落とし、しばらく水につけておくと…ふわーっと広がって立ち上がってシャキッとしてきました。
「さっきのしわしわだった小松菜はどうやって元気になったかな?」
「うーんと、お水につけたから!」
「お水はどこから小松菜に入ったのかな?」
「どこかな…」
「どこかなぁ…あ、根っこか!」
「じゃぁ根っこからどうやって葉っぱに届いた?」
「うーん、、、、」
「よし、それは料理するときにまた考えてみようね
宿題だよ。」
「わかった!」
「じゃぁ、葉っぱに穴があいているのはなんでかな?」
「えーと、虫?」
「そう、こんな(実物)幼虫が食べるんだよ。この葉っぱは自然界の生き物と人間がわけあって、小松菜の命をいただくことになるね。」
「そっか、穴が空いていても食べていいんだね。」
「じゃぁこの小松菜で何を作ろうか?」
「この前まで自分の植木鉢で育ててた小松菜で作った卵焼きがすごくおいしかったから、今日もそれがいいな。」
「そうだね、卵焼きだけ作ってもまだまだ残るけどそれはどうしようか?このまま置いておいたらしおれてしまうね。おいしいうちにどうにかできないかな?」
「うーん、冷凍する?」
「それもいいね。」
「スープにして冷蔵庫にいれとく?」
「いいね。おいしそうだね。」
「あ、前につくりおきのお姉さんがきてくれて作ってくれたあのおかずも作ったら?」
「いいね、やってみよう!」
まだまだつづきます。