駄菓子からはじまる算数と理科の話
ある週末のこと。
普段ほとんど買い物に同行しない子どもたちが付き合ってくれました。
(おそらく買い物に同行しなくなったのはコロナ禍でスーパーなどのお買い周りは極力お一人で…となった時期以降です。それまではみんなで行っていたのが、私がリストを持ってパッとサッと行って帰るようになり、家で留守番していて、としていたのが習慣になってしまいました)
まもなくお会計というところで私の目に飛び込んできたもの。
あの、3粒入ったガムです。一粒だけものすごく酸っぱいやつ。小さい頃食べたことある大人の方も多いのではないでしょうか。
早速子どもたちに提案します。これを買ってみんなで運試しをしよう!と。
1号はゲームや勝負事が大好き。負けず嫌いなので負けると泣きますが乗ってきてくれました。
2号はこれまた同じく負けず嫌いですが、表出が違うので…こちらは負ける可能性がある勝負には乗らないタイプ、かつ、びびりなので自分の経験や知識で予測できない体験には消極的です。が、最終的には参加しました。
1回戦。ぶどうの回。
みんな初めてなので(私も久しぶりなので)しばらくの間全員が「あれ?これ当たり?ん?酸っぱいかな?」と戸惑いましたが、最終的に1号がすーっぱ!と叫んで勝負のゴング。
また時間をおいて2回戦。ソーダの回。
みんなで、誰が酸っぱいの引くかなーと予想しながら挑戦します。今回も、1号は迷わず最初に選び、2号はあっちかなこっちかなとしばらく迷いやっと選び、私は残り物。さぁスタート、直後に叫ぶ1号。
「なんかそんな気がした。いつもジャンケンは負けるし、今年の正月のおみくじも悲しかったから」
「そうかな?母には1/3の確率のものが当たる人のほうが運がついてる気がするよ。しかも2回連続だよね、2回連続で酸っぱいって確率で言うともっと低いよ。」
「なるほど確かに。じゃぁ明日もやってみて、また当たったら確率でいうとどうなるか考えてみたい!」
「きっと次は母が酸っぱいと思うけどね…ふふふ楽しみね。ちなみにこの酸っぱい成分って何か知ってる?」
「酸っぱい、だから、さん?」
「そうだね、酸性のすっぱい、だ。表示を見ると酸味料とあるね。」
「酸味料にはどんなものがあるのかな。レモン果汁とか?」
「この酸味料は食品添加物だから果汁そのままではないね。たとえばクエン酸とか」
「クエン酸ってあの疲れたときにとるといいやつ?」
「正解!他にも酸味料と呼ばれるものはあるね。また今度調べてみよう」
「帰ったらリトマス試験紙で実験したいな…」
というわけで次はリトマス試験紙実験に続きます。