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10代におすすめ! やさしい哲学書5選⑤
続いて、私がお勧めする本をご紹介します。
「かもめのジョナサン」
私がこの本に初めて出会ったのは高校一年生の時です。高校へ進学してまもなく新しくできた友達が「ヒッピーな生き方に憧れているんだ」と言って貸してくれました(その友達とは今でもとても仲良しです)。読んでみて、自由と自己を追求する姿勢に心から感動したことを鮮明に覚えています。
この物語は、「飛行の技術を極めたい」という一般的なカモメとは異なる願望を持つ一羽のカモメ「ジョナサン」の冒険を描いています。彼は、自身の信念を貫くために、仲間や族長の強い反対を押し切り、究極の飛行技術を求め続けます。最終的には自己の限界を突破し、超カモメとして下界に舞い戻ります。
高校生だった当時の私には単なるストーリーとしか理解できませんでしたが、大人になってから、この物語が万物の成長法則を描いていることに気づきました。この法則こそが、生き方のステージを上げていく方法、言うなれば、一流、超一流に到達する方法であると理解しました。訳者の五木寛之氏による素晴らしい翻訳が、この物語をより一層引き立てています。
私自身の解釈としては、
「自由を手に入れるためには、自身の才能を最大限に発揮することが重要である」というメッセージが込められていると感じています。
いかがでしたか?
これで「10代に読んでおきたいやさしい哲学書5選」の紹介を終えます。どの本も読みやすく、特に私の個人的な感覚で言うと、読みやすさ順に紹介してみました。どの本もあっという間に読み終えてしまうかもしれませんが、それでも構いません。数年後、あるいは数十年後に再度読み返してみてください。その時には、人生経験を積んでいるあなたにとって、新たな学びや気づきがあるかもしれません。きっとその学びが、未来のどこかで役立つことでしょう。これらのやさしい哲学書があなたの人生の良き指南役となることを願っています。