塾長古橋@まなび研究所

週に600分の読書を通じて、社会課題を解決する視座を持たせながら国語と問題解決法の指導…

塾長古橋@まなび研究所

週に600分の読書を通じて、社会課題を解決する視座を持たせながら国語と問題解決法の指導を行う。教師、医者、経営者、資産家の子どもたち約1,000名に、ソーシャルイノベーターとしての視点を持たせる中学受験・高校受験・大学受験の指導を提供。さらに、大学講義や企業向けセミナーも提供。

最近の記事

夏休みの宿題がはかどらない時の対処法5つ

夏休みは自由な時間が多く、勉強に集中しづらい時期でもあります。しかし、宿題や受験勉強を後回しにすると、後々自分の首をしめることになってしまいます。ここでは、勉強がはかどらないと悩んでいる中学生や小6受験生のために、効果的な対策を5つご紹介します。 1. 計画を立てる宿題や勉強が進まない原因の一つに、計画がうまく立てられないことが挙げられます。まずは、やるべきことをリスト化し、全体のボリュームを把握しましょう。そして、毎日少しずつ進める計画を立て、実行することが大切です。例え

    • 夏期講習前半戦完了!90分×3回のハードな挑戦に挑む生徒たちの成長記録

      まなび研究所の夏期講習、前半3日間の問題演習が無事に終了しました。この問題演習は、90分間の問題を解く時間を3回繰り返すスケジュールで進行します。つまり、90分の問題演習の後に20分の休憩、再び90分の問題演習、20分の休憩、最後にもう一度90分の問題演習という形です。初めて参加した生徒には、少しハードなスケジュールかと思いましたが、やり抜きましたね。 この問題演習は、単なる自習ではありません。事前にどのような勉強をするのかを計画し、提出しなければならないのです。このプロセ

      • 読書の時間と場所を決めましょう

        暑い夏が始まり、待ちに待った夏休みがやってきましたね。 みなさんは、読書が好きですか? 私は長年、子どもたちの教育に携わってきましたが、読書ほど子どもの心と頭を豊かにするものはないと確信しています。本を読むことで、子どもたちは新しい世界を知り、想像力を膨らませ、そして自分自身の考えを深めていきます。 しかし、現代社会では、テレビやスマートフォン、ゲームなど、子どもたちの注意を引くものが多すぎるのも事実です。だからこそ、私たち大人が意識的に読書の時間と場所を作ることが大切な

        • 浜松西高中等部の入試合格ラインは何点?

          今回は、多くの保護者の方から質問を受ける「浜松西高中等部の入試合格ラインは何点?」というテーマについて、少し違った角度から考えてみたいと思います。 点数だけでは語れない合格ラインまず、はっきりさせておきたいのは、浜松西高中等部の入試において、明確な「点数のライン」は存在しないということです。なぜなら、この学校の入試は単なる学力テストではなく、総合的な適性を見る選抜となっているからです。 確かに、過去の合格者の平均点などの情報はありますが、それはあくまで参考程度のものです。

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          「準備8割」で夏休みの学習を充実させよう!

          夏休みが近づいてまいりました。たっぷりとある夏休み期間、充実した夏休みを過ごせたらいいですよね。この期間を充実したものにするか、後悔するかの分かれ目は、実は事前の計画にあるのです。 「準備8割、実行2割」という言葉をご存知でしょうか?これを理解するために、一流シェフの例を見てみましょう。 想像してみてください。 超一流のシェフが究極のディナーを作る瞬間を。 実は、シェフたちは、キッチンに立つ前にとても多くの時間を費やしているんです。 最高の食材を探し回ったり、丁寧に下ご

          「準備8割」で夏休みの学習を充実させよう!

          日常生活の中で”問題解決の機会”を見つけよう

          先日の到達度テストで、考える力を問う問題が出されました。多くの生徒さんが戸惑ったかもしれませんね。でも、このような思考力を問うテストは今まであまり触れたことがないと思うので、いい経験になったと思います。なぜかというと、今の社会が抱えている複雑な問題に立ち向かうには、まさにこの「問題を解決する力」が欠かせないからです。 考える力を問う問題には、こういった特徴があります。 ・ひとつの正解だけではなく、いろいろな答えがあり得ること ・様々な条件を整理する必要があること ・自分の

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          家族で取り組む 読書のすすめ

          今週、塾生のみなさんに夏期課題として、小学生向けに10冊、中学生向けに12冊の課題本リストをお渡ししました。私たちまなび研究所が選んだ夏の課題本です。そこで、今日は、小中学生のお父さん・お母さんに向けて、この夏の読書の意義についてお話ししたいと思います。 読書が育む未来のソーシャルイノベーター唐突ですが、私たちまなび研究所が目指すのは、単なる学力向上だけではありません。私たちが育てたいのは、社会にポジティブな変化をもたらす「ソーシャルイノベーター」です。そのためには、社会で

          家族で取り組む 読書のすすめ

          受験生の行動を変える”選書”

          今日は、私たちが提供している「プライベート選書サービス」についてお話ししたいと思います。 読書は、単なる趣味や娯楽ではありません。特に受験生にとって、読書は知識を広げ、思考力を鍛え、人間性を豊かにする受験勉強の一つです。しかし、「何を読めばいいのかわからない」「難しい本は挫折してしまう」といった悩みを抱える受験生も多いのではないでしょうか。 選書とは?そこで私たちが提供しているのが、「プライベート選書サービス」です。このサービスの最大の特徴は、私が受験生一人ひとりの読解力

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          テストで目標達成できない最大の要因は、単純に勉強時間が足りないからではありません

          テストの結果に一喜一憂した経験は誰にでもあるでしょう。特に、目標点数に届かなかった時の落胆は大きいものです。ある中学生が、目標との20点差を埋めようと、夏休み中朝から晩まで勉強する計画を立てていました。その熱意は素晴らしいものです。しかし、ここで立ち止まって考えてみましょう。 勉強量を増やすことは重要ですが、それだけで本当に成績は上がるのでしょうか? 実は、テストで目標達成できない最大の要因は、単純に勉強時間が足りないからではありません。多くの場合、時間の使い方に問題があ

          テストで目標達成できない最大の要因は、単純に勉強時間が足りないからではありません

          金曜読書夜「今この瞬間をどのような気持ちで過ごすか」は自分で決められる

          先日の「大人のための金曜読書夜」、本当に素晴らしい時間となりました。参加者の皆さんの感想を聞いて、私自身も大きな気づきと感動を得ることができました。今回は、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。 例えば、ある参加者は「イヤな出来事を引きずらないコツ」を学んだそうです。「今この瞬間をどのような気持ちで過ごすか」は自分で決められる、という気づきです。これって、すごいことだと思いませんか? 職場でのトラブルや、家族との些細な行き違いなど、日常のストレスと上手く付き合うヒントが

          金曜読書夜「今この瞬間をどのような気持ちで過ごすか」は自分で決められる

          MBTI診断で自分の指導の強みを知る

          皆さんは、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)診断をご存知でしょうか? MBTI診断では、いくつかの質問に答え、「内向型か外交型か」「感覚型か直感型か」「思考型か感情型か」「判断型か知覚型か」を判断し、16種類の性格に分類されます。今回私も診断してみたところ、結果は「ENFJ-A」でした。 ENFJは「外向的・直感型・情緒型・判断型」とされ、リーダーシップを発揮しながらも他者を深く理解し、他者の成長や成功を支援することができるタイプです。そし

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          指示なしでできる力!中学生を誇りに思う

          先日、ラジオを聞いていたところ、マッチングアプリの話題が上がっていました。私が若い頃にはそのようなアプリは存在せず、職場や知り合いを通じて出会うのが一般的でした。しかし、最近のマッチングアプリでは、見た目や年収といった外面的な要素よりも、価値観の一致を重視する傾向があるようです。結婚生活を考えるとき、「この人と一緒に暮らしていけるかどうか」は非常に重要なポイントですよね。 さらに驚いたことに、マッチングアプリの運営会社では、相手の好みや価値観に応じたアドバイスも提供している

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          解像度を上げる:曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法」:2024年上半期ベスト本

          私が2024年上半期に読んだ中で最も印象に残った一冊についてご紹介したいと思います。その本は、馬田隆明さんの『解像度上げる:曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』です。 曖昧な思考をクリアにするための4つの視点この本の中心テーマは、「深さ・広さ・構造・時間」の4つの視点を用いて、曖昧な思考をクリアにする方法です。それぞれの視点がどのように役立つのか、具体的な例を交えて説明されています。 深さ: 深さの視点では、問題を表面的に捉えるのではなく、根

          解像度を上げる:曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法」:2024年上半期ベスト本

          テストは終わった後が大事

          期末テストの結果はいかがでしたか?中学1年生にとっては、今回が初めての定期テストという学校もあるでしょう。 お子さんはどんな問題が出るのか、どれくらいの問題量があるのか予測できないまま、テスト範囲の勉強に取り組んだことでしょう。計画通りに進まず、テスト前日までにやりたい勉強が全部できなかったというケースも多かったかもしれません。 テストの返却は約1週間後に行われますが、結果はどうあれ、お子さんにぜひ取り組んでほしいことがあります。 それは「振り返り」です。 振り返りを

          テストは終わった後が大事

          美点凝視で子どもに自信をつけたあるお母さんの話

          以前、こんな生徒がいました。小学6年生のA君です。彼は来年の中学受験に向けて日々頑張っていました。しかし、国語の物語文が苦手で、できないと落ち込んでしまうことがありました。特に登場人物の気持ちを読み取る問題を見ると、本文に書いていないからどう読み取ればいいのか、いくら考えてもわからないと思っていたようです。 ある日、A君のお母さんから相談を受けました。「Aは物語文がわからないと、言っているんです。親としてどう声をかけたらいいでしょうか?」とのことでした。そこで、A君の授業の

          美点凝視で子どもに自信をつけたあるお母さんの話

          嬉しいご報告:子どもの成長を実感した瞬間

          先日、ある親御様から大変嬉しいご報告をいただきました。その一部をご紹介させていただきます。 古橋先生へ 「先生が提唱されている勉強法を取り入れ、手探りながらも計画を立てて勉強に取り組んでいます。去る6月2日(日)に全国統一小学生テストを受け、自己採点ですが算数で140点(150点満点)を取ることができました。 さらに『今日、間違えた問題を学校の休み時間中に頭の中で解き直したんだけどさ…』と、こちらから声をかけていないのに進んで取り組んでいて。今までにこんなことは無かった

          嬉しいご報告:子どもの成長を実感した瞬間