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10代におすすめ! やさしい哲学書5選④

いよいよ後編に入ります。早速、お勧めの本をご紹介しましょう。

まずは「アルケミスト」です。

この作品は、羊飼いの少年サンチャゴが夢を追い求めて旅に出る物語です。彼は旅を続ける中で、様々な人との出会いと別れを経験し、人生の知恵を学んでいきます。この本には「念じることで道が開ける」「セレンディピティ(偶然の幸運)」「トレードオフ」などの概念が織り交ぜられており、スピリチュアルな雰囲気が漂います。しかし、それは決して遠い世界の話ではなく、私たちの身の回りで起こっていることに気づかせてくれます。

つまり、哲学は現実的であり、私たち自身の内側に存在するということがわかります。読めば読むほど新たな気づきが得られる、不思議な魅力を持つ本です。私自身も何十年も愛読している一冊です。

余談ですが、

私はこの本をとても気に入っており、日本語訳を手掛けた山川亜希子さんにお会いする機会がありました。山川さんは明るく、心の広い素晴らしい方で、とても優しく接してくださいました。特異な才能をお持ちなのでしょう、彼女の周りには澄んだ雰囲気が漂っており、どこか神秘的でした。山川さんと一緒にいると、まるで宇宙を遊泳しているかのような不思議な感覚に包まれました。一緒におにぎりをいただいたことも、忘れられない体験となっています。

私なりの読解は、こちらです。

”自分を肯定し、現状に満足することの大切さ”を学ぶことができる作品だと感じています。




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