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「センス」って生まれつきのもの?努力で得られる?クリエイティブディレクターの水野学先生に聞きに行こう

「センスがある」と言われれば誰しも喜び、「センスがない」のではと自信を無くす。

 この「センス問題」について、クリエイティブディレクターの、水野学先生が著書の「センスは知識から始まる」の中でわかりやすく、教えてくれています。

 過去の知識、流れ、コツを会得し、自分の感覚を磨くトレーニングを続けると、センスのあるアウトプットとなると。

絵を描く時、複数の色を使う場合最も気をつけたほうがいいのは隣り合う色の選び方。美術の教科書に載っていた「色相関」の知識があれば、隣り合う色には、色相関の反対側にある「補色」を使うか「同系色」を使うときれいな仕上がりになる。

 画期的でセンスのあるアウトプットの I phoneは固定電話と携帯電話の流れ、AKB48はおニャン子クラブ、モーニング娘の流れにある。


ではセンスを磨くにはどうすれば

センスを磨くには、まず「普通を知ること」が必用である

 「普通」こそが「センスのいい/悪い」をはかることができる唯一の道具なのです

 ・では「普通」とは何?

 大多数の意見を知っていることでも、常識的であることとも違います。

 普通とは「いいものがわかる」ということ
 普通とは「悪いもの」がわかるということ
 その両方を知った上で「一番真ん中」がわかるということ

 ・では「普通を知る」方法は?

 「普通」を知る唯一の方法は、知識を得ることです。
センスとは知識の集積である。

 ・ひらめきを待たずに知識を蓄える

 企画を考えるとき、「誰も見たことのない企画」を考えるより「誰でも見たことのあるもの」という知識を蓄えることが大切。

 ・まずは知識をつけましょう

過去の蓄積、すなわち「あっと驚かないもの」を知っていればいるほど、クリエイティブの土壌が広がります。

 世の中にあるAというものと、自分が見たことのあるB
をくっつけて、Cというものを生み出す。これを高い打率でできれば優秀なクリエイター。

 ・センスとは、知識に基づく予測である

 その人のセンスは感覚ではなく、膨大な知識の集積。センスとはつまり、研鑽によって誰でも手にできる能力、決して生まれつきの才能ではないのです。

 ・学校にセンスを教える授業があればいい

 学校教育こそが客観情報の集めかたを教える効率的な仕組み。歴史の知識、数学の知識は客観情報として与えられるのに美意識にまつわる知識は全て自己学習として放置されており、その結果、客観情報を集められる人と集められない人に差が生じるのです

センスはすでにあなたの中にある


なるほど。センスは地道に知識を積み上げていくことで、「普通」という感覚を獲得、自分のものとし、掛け合わせることで生まれる。

 未だかつて誰も考えてなかったとんでもないことをひらめかねばならないということではない


センスは特別な人に備わった才能ではない

何だかとてもハードルが下がった気がしました


水野先生ありがとうございます!





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