News in Brief (19 May 2023) メモ #5

News 1

最初のニュースは、ミャンマーとバングラデシュにおける Cyclone Mocha の被害が深刻で、支援を再度呼びかけた (renew appeal to help Cyclone Mocha victims) というニュース。

世界食糧計画(the World Food Programme or WFP)によれば、ミャンマーで約80万人が被害にあっているそう。国際的な支援 (an appeal for international assistance) を呼びかけていました。

WFPについてはこちらを参照。

世界食糧計画(WFP)のアジア太平洋地域担当副代表 (Deputy Regional Director for Asia and the Pacific)、アンシア・ウェブ (Anthea Webb) 氏によれば、避難民の方々 (the displaced people) は、竹製のシェルター (bamboo shelters) に避難していたそうなんですが、つまようじ (toothpicks) のように飛ばされてしまったそうです。凄まじい威力ですね......。

ミャンマーでは、2021年の2月にクーデターにより (in a coup)、軍部 (Myanmar’s military) が権力を掌握しましたが (seize power)、被災したコミュニティ (affected communities) への支援を国連とパートナー組織に許可した (give permission for the UN and its partners) そうです。

ミャンマーのお隣、バングラデシュでは最悪の事態はかろうじて避けられたそうです (narrowly escape the worst of the cyclone)。ただ、やはり道路は塞がれており (roads remain blocked)、洪水の被害が大きく (flood damage has been significant)、人道支援が届かないそうです。

6年前に軍事弾圧を逃れて(flee a military crackdown)、バングラデシュに避難していた少数派のイスラム教徒「ロヒンギャ族」(Myanmar’s ethnic Rohingya) の方々への支援物資確保(restore rations)にも多額の資金が必要になることが述べられていました。

ロヒンギャ問題についてはこちら 。

News2

2つめは、スーダンについての報道。

依然続いている戦闘によって、100万人が命からがら避難する(flee for their lives)ことを余儀なくされているそうです。

UNHCR の報道官の方は、この戦闘を凄まじい戦闘 (horrendous fighting)と形容されていました。砲撃や爆撃 (shelling and bombing attacks) によってたくさんの方が亡くなったり、負傷したりしています。

5月11日にジェッダ (Jeddah) (サウジアラビア西部のマッカ州にある大都市) で行われた紛争当事者の合意に従って (in line with an agreement reached by the warring parties in Jeddah on 11 May)、市民の安全を尊重すること (respect the safety of civilians) や人道支援が自由に展開できるようにすること (allow humanitarian aid to move freely)の重要性が訴えられていました。

UNHCR が提供している重要な支援 (deliver critical assistance)は、ここでも報告されていますね。シェルター (shelters)、家庭用品・家財 (household items)、清潔な水 (clean water)、衛生設備 (sanitation)、医療 (health care)、教育支援 (education support) ですね。

1週間前にサウジアラビア (Saudi Arabia) で、対立中のスーダン国軍 (Sudan’s national army) とRSF (RSF militia) によって合意が締結され、スーダンから逃げられない市民 (trapped civilians)が戦闘地域 (combat zones)から離れることや、人道援助 (humanitarian aid) が入ることが許可されたようです。

スーダンの隣国も戦闘の影響による難民の流入で苦しんでおり、特に南スーダン (South Sudan), チャド (Chad), エジプト (Egypt)で深刻だそう。エジプトは現在最もスーダン人を受け入れており(hosts the largest number of Sudanese)、 毎日5000人もの難民が流入しているそうです。

News 3

最後のニュースは、43カ国で10億人の人々がコレラのリスクにさらされている (at risk of cholera) というニュース。見通しは暗い (outlook is bleak) とのこと。

何年も着実に減少していた (steady decline) だったそうですが、破壊的な復活をとげつつあり (make a devastating comeback)、脆弱なコミュニティを標的にしているそうです。

WHO と 国連児童基金 (UNICEF) によれば、多くの国々がコレラの流行に直面しているそうです (face outbreaks)、10年前より状況は悪いそうです。

UNICEF についてはこちらこちらを参照。

特に5歳以下の子どもが危険だそう (children under five particularly vulnerable)。

国連児童基金 (the UN Children’s Fund) の 公衆衛生緊急ユニット (Public Health Emergency unit)のトップは、コレラの流行 (cholera pandemic) は貧しい人々を殺していると述べていました。

暗い見通しを裏付けるように (echo the bleak outlook)、WHO のデータでは、コレラ感染 (cholera infections) の報告が増えているそうです。

また、アフリカの南東部 (Southeastern Africa) が特にコレラ急増 (the cholera spike) の影響を受けているそうです。マラウイ (Malawi)、モザンビーク (Mozambique)、南アフリカ (South Africa)、タンザニア (Tanzania)、ザンビア (Zambia)、ジンバブエ (Zimbabwe) で感染が広がっていると報告されていました。

こうした感染の広がりは、今年の2月・3月に、サイクロン「フレディ」の破壊的な進行を受けた影響だそうです (the development follows the destructive passage of Cyclone Freddy)。

元記事URL

https://news.un.org/en/audio/2023/05/1136827


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