ケースメソッド型セミナーの最中に講師が”思いついて”しまった場合にどうするのか
ケースメソッド型セミナーは参加者の発言によって形作られます。そのため、ある参加者の発言から講師が”思いついて”しまうこともあります。こんな時、講師としては思いつきをどのようにすべきなのでしょうか。
極端に考えれば、思いつきを活かして、事前に用意していた授業計画を捨てるという道と、思いつきは表には出さず、事前に用意しておいた授業計画に従うという2つの道があるように思えます。
基本的には”思いつき”は表に出さない
私の場合は、”思いつき”は表に出さないと最初から決めています。授業計画の練り込みが足りない場合によく”思いついて”しまうので、この思いつきにはあまり肩入れしない方が良いというのが、これまでしてきたたくさんの失敗からの学びです。事前に用意しておいた授業計画に従うのが吉だと思います。
思いつきを活かす場合でも教育目的は動かさない
こっちの方を議論した方が教育目的の達成に役に立ちそうだ、というときは時間との兼ね合いもありますが、その思いつきを活かす場合はあります。議論の流れの中でうねりみたいなものがあって、こちらにいくのかあちらにいくのかが講師に委ねられているタイミングがあります(そう多くはありませんが)。目的地に変更はないけれども、潮の流れを見つつ、少し航路を変えるイメージでしょうか。このようなことを明確に意識してケースメソッド型セミナーができるようになってきたのはつい最近のことです。
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