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学習コーチの要領 #3|全体の流れ

今回は、学習コーチの全体の流れについてです。

1.全体の流れ

次のように、目標からトップダウンで進めます。
①目標設定
②計画立案
③学習
④振り返り・計画見直し

[①目標設定]と[②計画立案]を行ったあとは、[③学習]と[④振り返り・計画見直し]を繰り返します。以下、各ステップの概要です。

①目標設定
学び手が持っている目標を明らかにします。代表的な目標は、資格や入試などの試験への合格です。なお、入試の場合には志望校が決まっておらず、成績や偏差値を当面の目標とすることもあります。

ここで、目標を達成した後の姿を描いておくと、学び手が悩んだときに立ち戻りやすくなります。達成後の姿とは、例えばやりたいこと、ありたい姿などです。また、大人の場合、得た知識・スキルを世の中にどのように活かしていくかなどを描くのもよいです。

②計画立案
学習計画の立案です。
まずは、計画前の準備として、次のことを行います。
・学習対象の把握
・現状(目標との差分)の把握
・目標達成に向けたマイルストーンの設定

次に、数週間先までの日々の学習内容・分量などを計画します。学び手の意志によることはもちろんのこと、実現可能であること、あまり精緻すぎないことも大切となります。なお、計画についての詳細は今後の記事で書いてまいります。

③学習
学習計画にしたがって、学び手が学習します。

④振り返り・計画見直し
学習の結果を振り返ります。進捗確認はもちろんのこと、ボトルネックの発掘、その解決策の立案なども行います。また、学習の結果に基づき、必要に応じて計画を見直します。こちらについても、詳細は今後の記事で書いてまいります。

2.進め方(頻度など)

学び手の持ち時間などにもよりますが、1回60〜90分で1週間に1回程度がちょうどよいことが多いです。ただ、初期(特に計画立案まで)は頻度を高めることもあります。

また、対面/オンラインの形態はどちらでも構いません。オンラインの場合は音声だけでなく、ビデオ通話の方が適しています(学び手の表情・仕草などにも情報が宿るため)。計画表を共有することも考慮すると、画面共有できるオンライン会議ツール(Zoomなど)が適切でしょうか。

3.おわりに

本記事では、学習コーチの全体の流れについて書きました。計画立案や振り返り・計画見直しについては、次回以降の記事でも書いてまいります。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

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