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5,6年生のみなさんと『きみトリ』授業@神戸 ラーンネット・グローバルスクール

著者のライチです。
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』を広げるプロジェクトの一環として、神戸は六甲山の森で学ぶ「ラーンネット・グローバル・スクール」さんの思春期クラスで1時間ご一緒させていただきました。
「思春期クラス」というクラスがあることがすでにわくわく。

こちらのスクールでは、子どもたちの主体性や対話を重視した、探究の学びの場を運営されています。教科スタイルで学ぶ他に、横断的なテーマを学ぶ時間もあり、「思春期クラス」も含まれます。「哲学クラス」もあるそうです。

今回は、「『きみトリ』を題材に、様々なバックボーンやコアを持つ人と子どもたちとの、対話を通じた "お互いを照らしあう教育(oplysning)"の場を一緒につくれたら」とのことで、お声がけいただきました。

※Oplysning(オプリュスニング) とは、デンマーク語で"教育"を表わす言葉で「自分を照らし、相手も照らし、お互いに成長する」 という意味。英語の"enlightenment(啓発)"と同義(ラーンネットさんHPより引用)

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窓の外の緑がまぶしい!天井の高いすてきな学び舎に、5、6年生のみなさんが。今日が今年度最後の授業になるそうです。貴重な日にお時間をいただけて光栄です。

『きみトリ』からは、舟之川聖子、高橋ライチの2名がオンラインで参加。現地からはナビゲータのあおらさんが、PCとスマホでみなさんの様子を送ってくださいました。

著者の自己紹介と本のなりたち、章立てと内容を説明したあと、「今のを聴いていて、どこに興味がわきましたか?何について話したい?」と問いかけました。

みなさんから、「全部!」「2章」などいろんな声があがりました。「3章は社会のことだけど、社会はまだぴんとこない」というような声もあって、むしろそこも拾いたくなりましたが、特に賛同者の多かった「怒りのトリセツ」に話題が絞られていきました。

高橋ライチより、「怒りは、大事なものが傷ついてるっていうお知らせなんだよ。虫歯の痛みが、歯が傷ついてるよって教えてくれてるみたいに…」とお話して、そこからひとりずつ、自分の経験や考えを話してもらう時間になりました。

その中で、「根本原因を自分で考えてもわからないことがある」という意見が出ました。
「確かに、自分で考えてもわかりにくいことがあるね。私もそう。おすすめは、誰かに聴いてもらいながら、一緒に探すこと」と私が伝えると、みなさんの経験から、するどい意見が出てきます。大人に相談した時、友だちに相談した時のこと…今度は「相談のトリセツ」が作れそう。

怒りの対処法もたくさん出ました。怒りの良い面や、我慢するとどんなことが起きるか、冷静になるとどう変化するか・しないかなど、それぞれの違いがとっても面白い。みんな既にさまざまな自分のトリセツを持っていそうです。それを言語化していくと自分でもあらためて発見になったり、知恵を共有することができますね。

違いを臆せず、相互に刺激を与え合いながら、あるいは深く自分自身の経験に潜って内から出てくるものを表現する子どもたちに、希望となんだか励ましをもらったような気持ちです。まさに、お互いを「照らし合う」時間になりました。

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ナビゲータのあおらさんによるグラフィック・レコーディング。
1時間が1枚の絵に可視化されて、面白い。目で追っていくと生き生きと記憶がよみがえります。

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ほんとに、貴重なお時間、機会をありがとうございました!
ご縁をつないでくださった方もありがとうございます。

あなたの知っている・所属している場でも、ぜひ『きみトリ』を使った対話やトリセツを作ろうワークショップなど開催してみてくださいね!

・一緒に開発する
・講師として出張する
・実践報告をもらうこと
など、どれも嬉しいです。

お問い合わせ
kimitori2020★gmail.com(★→@)
https://kimitori.mystrikingly.com/



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