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あなたはちゃんと使えてる?敬語の基本①
分かっているようで、曖昧なところが多いのが敬語。原則をしっかり押さえることで、迷いなく敬語が使えるようになります。
この記事では、敬語の役割、種類など、敬語の基本の基本をお伝えします。
読み終わる頃には、敬語の基本を人に説明できるようになっていること間違いなし。
ぜひ最後までお読みください。
敬語の役割とは?
そもそも敬語の役割とは、何でしょうか。
敬語は、自分と相手との間の「社会的立場の差」、「年齢の差」、「親疎の差」などを埋める役割をしてくれます。
つまり、皆さんが敬語を適切に使えば、社会的立場が大きく異なる人、年齢の異なる人、初対面の人など、どんな人とでも臆することなく、ある意味対等にコミュニケーションが図れるというわけです。
同時に、正しく敬語を使いこなすことができれば、相手には礼儀正しくスマートな好印象を抱いてもらえるはずです。
敬語は、社会人としてのコミュニケーションに不可欠な「ツール」だと言えるでしょう。
敬語の種類
敬語には、
尊敬語
謙譲語
丁寧語
の3種類があります。
その役割と例をまとめたのが次の表です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687063253990-Idhrqh2f13.png?width=1200)
より詳細に5種類(尊敬語、謙譲語I、謙譲語II、丁寧語、美化語)に分類する考え方もありますが、ここでは基本の3種類を説明していきます。
この3種類の敬語のイメージを、図で表すと次のとおりになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1687063289943-52MRS2ASxM.png?width=1200)
では、1つずつ見ていきましょう。
1 尊敬語
相手が敬うべき人の場合、相手の動作に尊敬語を付けます。
すると、相手は高くなり、その場にそのままいる自分との間に赤の矢印の差が生まれます。この差を生むことで、相手を敬うことができます。
このように尊敬語は、相手側に付けることで直接相手側を高め、自分との間に差を作ることで、相手への敬意を表します。
2 謙譲語
謙譲語は、尊敬語の逆です。
相手は敬うべき人なので高めたいのですが、直接は高めずに、自分の方に謙譲語を付けて、自分を低くします。
すると、その場にそのままいる相手との間に、尊敬語と同じ赤の矢印の差が生まれます。
このように謙譲語は、自分側に付けて自分側を低めることで、間接的に相手側を高め、尊敬語と同じ効果を生むというものです。
3 丁寧語
丁寧語は、言葉や文全体の雰囲気を美しく丁寧にするものです。
敬うべき人だけでなく、目下の人や友人、家族など、誰に対しても使えます。
ただし、敬うべき人を積極的に高めるためには、この丁寧語だけでは不十分です。
丁寧語は、尊敬語や謙譲語とあわせて使います。
まとめ:敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類!
今回は、敬語の基本である敬語の役割と種類、そのはたらきをお伝えしました。
敬語は、どんな人とでも対等にコミュニケーションが図れるようにするための、社会人必須のツールであること
敬語には次の3種類があり、それぞれ異なるはたらきをすること
尊敬語 : 相手を高めることで敬意を表す
謙譲語 : 自分を低めることで間接的に相手を高め、敬意を表す
丁寧語 : 美しく丁寧に表現するもの。敬意を表すはたらきはない
この基本をしっかりおさえていくことで、今後の応用がスムーズになります。
ぜひしっかり覚えておきましょう。
基本がわかったところで、では実際にどのように活用していくか、敬語の具体的な作り方、使い方を次回以降の記事でお伝えしていきます。
楽しみにしていてくださいね。
\この記事を動画で解説しています/
敬語を使いこなそう! Business Japanese & Keigo