「やさしさ」「思いやり」がつくるブランド愛。

以前ウェブで見つけたこんな素敵な記事。

ビール会社「ヤッホーブルーイング」が、子育ての卒乳やイヤイヤ期卒業など、日々の生活の中にある「隠れた節目」をお祝いして、プレゼントを贈ってくれるという企画。

控えめに言って素敵すぎます。
こりゃブランドごと好きになるわ、って納得です。

今回はプレゼントなのでちょっとした会社の費用負担はありますが、
とはいえべらぼうに大盤振る舞いしてるわけでもないし、
ビールに「証書」をつけるというシンプルといえばシンプルな仕掛け。
商品としても(旦那さんから奥さまへのプレゼントとか)普通に成り立ちそうだなあと思います。

こういう企画って、「販促」「PR」という観点からはたぶん生まれないのだろうなあと思っていて、
本当にユーザーさんのことを考える、「何か喜んでもらえることがしたい!」というやさしさとか思いやりが起点にならないと出てこないのだろうなあと。
そうやって想像力をちゃんと巡らせられる社員さんも素敵だし、
それをちゃんと企画として実行に移せる組織風土も素敵ですよね。

何か仕事上の成果を上げようとすると、
ついつい目先の数値目標とか、短期的な成果みたいなものがどうしても脳内をちらつきがちだし、実際そういうのも大事だと思うけれど、
最終的には、届ける相手のことを真剣に考えて、どうやったら届くだろう、喜んでもらえるだろう、意味のあることができるだろう?
そうやって突き詰めていくことに敵うものはやっぱりないよなあ、と、
改めて痛感させられます。
でもやっぱり、焦ったりいろんな物事に追われたりしていると、
目の前のことしか見えなくなってしまうから、
そういうことを考えられる心の余裕を失わないように、
ちゃんと日頃から、仕事の段取りとか、準備とか、やれることをきっちり積み重ねていかないといけないよなあ、と、
考えれば考えるほど、突き刺さってくるものがありますね…。

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