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問い:GIGAスクール推進とは、何を推進することか?

対話型研修「GIGAスクール推進とは、何を推進することか?」


この問いへの納得解を出すために、
校内の先生たちと共に対話する研修を行いました。

私は、校内のGIGAスクール推進主任として、
奮闘しています。

しかし、
GIGAに関して、
校内の先生たちとの認識の違いを兼ねてから感じていました。
守備範囲の定義や、これに対する想いの違いというか
捉え方の違いというか、価値観の違いというか、、、。

これは、現在の勤務校に限らず、よくあることです。
学校では、(GIGAだけでなく)さまざまなことが、
対話不足により、共通認識として持ちづらくなっています。
扱う内容が多すぎて、毎日忙しすぎて、
明日や来週のことを準備するのが手一杯で、
細部まで議論できないというのが実情です。

だから、
全体の研修の場では、
先生たちに新しい情報をインプットするより、
先生たちの認識を出し合ってもらうことに
重点を置いた研修を企画するように気をつけています。

「GIGA推進とは何を推進することでしょう?」の結果。

研修のメインを、
お題への探究を進めるアクティブラーニングとして位置付けました。
チームで対話するもよし、
参考資料10種(文部科学省、京都市教育委員会発行)話の拠り所として活用して進めるもよしとしました。

実際の研修の様子

対話の時間は20分間でしたが、、、
問いへの解像度を上げるには、十分な時間ではなかったものの、先生方の思いを出し合う時間としては必要十分だったと感じました。

GIGAスクール推進=ICT活用推進ではないことが伝えられました。
 ICT機器操作の習得は必要だが、活用を通して、何を目指すかが大切と、校内で共通認識を構築できました。

GIGA推進担当としてやることは、、、、、
GIGAスクール推進は、授業分野だけでなく校務効率化や、家庭との連携など幅広い分野を担っていることを伝えられた時間となりました。

グループ対話発表からの考察
ICT機器操作の習得が一定できている今だから、
ICT機器を活用し、コミュニケーションしてている姿の理想を目指して、より良い指導を構築していきたいと思いました。

この考察は、
コンピュータ画面ばかり見ている子どもたちの様子を疑問視する声が上がっていたからです。
「目の前に人がいるのに、本当にそれで良いのか?」
という問いは、その通りだなと思いました。

つまり、
ICT機器活用と人とのコミュニケーションのあり方を
今後の研究課題としても良いかもしれないとうっすら感じました。


研修後の先生方の反応

「楽しく、学びのある時間になりました!」
と、多くの先生方が好評価をくださいました。

その中、
「問いに対して、明確な答えが欲しかった。今、もやもやしている。」
と、伝えてくださった先生もいらっしゃいました。
対話のための参考資料を10種(文部科学省、京都市教育委員会発行)ほど用意していたので、
その先生には、それを精読されることをおすすめしました。
そして、
「一緒に、〇〇小の答えを見つけてもらえたら嬉しいです」
と提案させてもらいました。

私も、勉強しなくてはと、
言いながら気を引き締めました。

まとめ:GIGAスクール推進とは、何を推進することか?


この問いへの応えは、
この辺りに書かれているような気がします。

<資料より抜粋>
・家庭や経済力、認知の特性や興味などが異なる子どもたちが「協働」で学ぶ機械の確保が公教育の肝
・多様な子どもたちに対してICTも活用し、個別最適な学びと共同的な学びを一体的に充実
・協働する体制を構築し、デジタル技術を最大限活用しながら、社会や民間の専門性やリソースを活用する組織への転換を目指す。
   ↓
これらを実現するためには、
皆同じことを一斉にやり、皆と同じことができることを評価してきたこれまでの教育に対する社会全体の価値観を変えていくことも必要。

現場にいると、
こういった国発行の資料に触れる機会はあまりありませんが、
GIGA担当として、学校変革を目指すならば、
読み込み、追い風にする必要がありそうだと感じています。

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