言霊と音霊*5 〜イフヤサカ〜
ヒフミ祝詞で声が出ることを知った私は、
連泊中の民宿のご主人に不思議な話をききます。
黄泉の国との境界と呼ばれる黄泉比良坂は、
うつし國と黄泉の國を分けるという、
『千引の岩』の伝説があり、
伊賦夜坂(イフヤサカ)ともいうその場所に行ってみたいと思いました。
近くに揖夜神社という古い宮があります。
私はこの神社の名前『イヤ』『イフヤ』と言う言霊に、
『飽和』『臨界』『次元』という意味を感じました。
あの世とこの世の
境目に立つ。
その感覚に触れたくて、
揖夜神社を経て、黄泉比良坂へ。
ヨモツヒラサカ
イフヤサカ
『サカ』
も、臨界、境目。
イザナギノミコト
と
イザナミノミコト
相反する二元のエネルギーの臨界。
古事記は何を伝えようとしていたのかな?
眞名井の宮司の言葉を思い出します。
『どんな神さまも、ずーっと常に、
誰と誰を結ぶか、だけを相談してるのです。』
続きはまた。