東京の休日 188〜【Gucci Visions展】昨年オープンの「グッチ銀座 ギャラリー」、春らんまん♡でございました〜
またひとつ銀座の街に高貴な
「アートスポット」が
誕生いたしました。
「グッチ銀座 ギャラリー」
https://www.gucci.com/jp/ja/st/stories/article/gucci-visions-ginza
銀座四丁目にございます
「グッチ銀座」の6、7階に
オープンしましたこちらのスペース。
Gucci/グッチの世界を
「体験できる」ギャラリー、
また、
Gucci/グッチと
アーティストやクリエイターの方々が
つながりを育む場となっております。
昨年6月末のオープンを華やかに飾ったのは
羽生結弦さんをフィーチャーした
「YUZURU HANYU: A JOURNEY
BEYOND DREAMS featured by ELLE」でした。
そして、現在開催されておりますのは
「Gucci Visions(グッチ ビジョンズ)」展。
2023年10月19日(木)〜2024年4月21日(日)
https://www.gucci.com/jp/ja/st/stories/article/gucci-visions-ginza
フィレンツェを皮切りに世界を巡回し
東京・銀座へとめぐってきたとのこと。
102年のGucci/グッチの歴史から厳選された
アイテムとモチーフを体感できるのです。
この頃、増えてまいりました
イマーシブ(没入感のある)型と
言えますでしょうか。
構成は
「Travel」「Icons」「Craftsmanship」
「Stars」「Codes」「Flora」の6つ。
最後の「Flora」のエリア。
春らんまん♡で、とくに今の季節に
訪れますと気持ちが高まります!
それでは、さっそく館内の様子を
ご紹介してまいります。
胸をときめかせながら
エレベーター(タイムマシーンでしょうか?)
に乗り込むと
未来に到着したかのように感じられる
「Travel/旅」のエリアが出迎えてくれます。
実は「Travel」が展示の始まりと
なっておりますことには
深い理由が。
ブランド創設者の、グッチオ・グッチ。
1881年3月にフィレンツェで生まれ、
10代でロンドンへと渡ります。
選んだ仕事は
ロンドンの最高級ホテル
「ザ・サヴォイ」のポーター。
グローバルな上流社会の洗練された文化、
とくに数多のゲストたちのスーツケースに
ふれる経験を通じて
ひとつの夢を抱くようになります。
「いつの日か自分の名を冠した
ラゲージをつくりたい」というそれを。
そして、故郷・フィレンツェの地で
その夢を叶えます。
1921年、フィレンツェの
ヴィーニャ・ヌオーヴァ通りに、
英国スタイルのラゲージを専門に扱う
最初のグッチショップをオープンするのです。
グッチの原点から
「Gucci Visions(グッチ ビジョンズ)」の
旅は始まるのですね。
つづいて、
「Icons/アイコン」のお部屋に入ります。
壁一面に並ぶのは
グッチを象徴するバッグ。
その数、300点以上。
今なおアイコンとして君臨する
「グッチ バンブー 1947」、
「グッチ ホース ビット 1955」、
「ジャッキー 1961」、
そして「グッチ ダイアナ」の4つのスタイルが
ここへ一堂に会します。
歩みを進め
「Stars/スター」のエリアに。
国内を中心とした
著名人の方々を彩った衣装が
展示されております。
どれも珠玉の技にて製作された
一点もの。
(ふれない程度に)
好きなだけ顔を近づけて
一着一着を鑑賞できることが
大変貴重でした。
次に「CRAFTSMANSHIP/匠の技」
ルームへ。
フィレンツェの郊外のスカンディッチにある
研究・開発拠点
「Gucci ArtLab(グッチ アート ラボ)」を
再現した設えになっているのだそう。
バンブーハンドルに用いる竹を炎で熱し、
カーブさせる一連の匠の技を映像で
みることができます。
そして、階段を上り
「CODES/コード」ルームへ。
純白の巨大なトランクを模した
ディスプレイの中に
「ジャッキー」や「ホースビット」を始めとする
デザインコードが展示されています。
印象的だったのは
日本の伝統工芸とのコラボレーション。
西陣織の「HOSOO(細尾)」
最高峰の袴地に用いられる絹織物
「仙台平(せんだいひら)」
江戸時代に甲州(山梨県)で生まれた
鹿皮に漆などで模様をほどこす
「甲州印伝(いんでん)」
の伝統光るバンブーバッグを拝見できます。
締めくくりは、
ピンクのヴェールにおおわれた
「FLORA/フローラ」ルーム。
1966年、
モナコのグレース大公妃の
グッチショップ訪問への
感謝と敬意を表すため
生み出されたデザイン
「Flora/フローラ」。
リリー、ポピー、アネモネ、チューリップ、
アイリスといった花々のブーケとともに、
バタフライ、トンボ、ハチ、
バッタ、カブトムシの描かれた
37色のフローラプリントです。
室内では背たけよりも高い
お花が芳しいお花畑をつくりだし、
屋上では銀座の空のもと
花々と小さき命が輝いておりました。
ひと足先に
春本番の世界を堪能させていただいたよう。
なお、屋上の入場は
日没(17:00頃)までとなっておりますので
お気をつけてお出かけくださいませ。
ということで
昨年オープンしたばかりの
「グッチ銀座 ギャラリー」を
ご紹介いたしました。
夕陽を浴びる屋上が綺麗でしたので
晴れた日の午後の時間帯はとてもおすすめです。
写真・文=Mana(まな)
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