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長年抱えてきた苦しみを誰に理解して貰えなくてもかまわない/障害者の父と統合失調症の持病をもつ母の一人娘として生きてきた日々

私が今自分の家族と住んでいる自宅から電車で二時間ほどの距離感の場所に住む私の両親は、二人共に障害や病を抱えている。

父は過去に重い脳梗塞を起こしたことによる右半身麻痺と失語症………

(→父はこちらのいうことは理解ができますが、自分が言葉を発することや字を書くこと、あとはたとえば「あいうえお」が書かれたパネルを指差すなどをして意思を伝えることなど、何かしらのコミュニケーションツールを使い自分の意思を伝える、ということもほぼできませんしやりたがりません。

それなので父の言いたいことを確認するときには、父は何が言いたいのかな?と想像し、こちらから質問を投げかけ、それに対して父が相槌を打つなどして意思表示をします。もしくは父自身がジェスチャーで自分が言いたいことを伝えてくることもあります。)

を抱えており、そして私の母の方は精神的な病の持病……(母の持病は統合失調症です。症状が落ち着き安定した状態で(老人ホームにて)暮らすことができている母の現在の診断名は、妄想性障害に変わっています)と依存気質を抱え、過去に三度精神科への入退院を繰り返している。

そして私は彼らの一人娘。

彼らの通院や入退院の対応などの様々なフォローや、両親や実家の生活のフォローをする介護関係者の方々や実家近くに住む親族間の人間関係の調整、そして、とてもここには書ききれないような様々なことを30代に入ってから41歳になるまでの約十年間、一手に担いながら生きてきました。自分の家庭や子育てを抱えながら。




だから、私自身が強くなるしかなかった。

時には涙を流しながらでも、ほかならぬ私が強くなるしかなかった。

そして、私がやるしかなかった。



でも、私がこうして今まで抱えてきた想いだったり、私が強くなるしかなかった、という切実な想いを、私がこうして書く文章だけで人様に理解していただけるなどとは到底考えてはいません。

そして、私以外の誰かに理解してもらいたい、とも思ってはいません。

だって私以外の誰かは違う人間なんだから。
きっと100%ご理解いただくことは難しいと思います。

けれど、今までの私のがんばりや七転八倒するような苦しみや憤りや、どうしても、何が何でも強くなりたかった、いや、私は強くなると決めていたという想いは、ほかならぬ私自身がずっとずっと見てきました。


何度も何度も泣いて泣いて泣いて泣いて。

苦しくて泣いて。悲しくて泣いて。

そしてそこから基本的には自力で立ち上がってきた。

(時には信頼する方にお力をお借りしてもきました。そしていつも見守ってくださっていた方々、心からありがとうございます。)


私は、このような両親や実家に対する強い想いや葛藤を長年抱えながら生きてきたので、やっぱりどうしてもその件について書くときなどは、言葉が強くなってしまうってこともあります。

だから私の発信を見てくださって、もしも私の言葉で誰かを傷付けてしまったり、などのことがあるかもしれない……………それは本当に申し訳ないことだな…………………

ということも、とてもよく考えます。

だけど、これが今現在のありのままの私です。


人に嫌われることを恐れる、とか、そういう次元で生きていたら、ああして話をすることも出来ない、かつ不自由な身体や精神的な病を抱える両親の対応や実家……

父方の親族間の調和(ここ、人間関係のいざこざが結構あるんです。嫌になっちゃう。笑)を担わなければならない、という私の立場を背負って生きていくことなどできないんですよ。

気持ちも魂も、そして体だって地道にコツコツ鍛えて、自分で自分を強くして行くしかないんです。

父が言葉を話せなくなってしまったから、私が一族の長男である父の代わりになって父方の一族の調和を取る必要がある。

だから、私が鬱になったり倒れるわけには行かんのです。

だから、私は絶対に鬱にはならないと決めている。



誰にわかってもらえなくても良い。

私自身が私の今までのすべてを見てきたのだから。
私は、とてもよくやってきた。

そして、これがありのままの私です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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マナヒロ
記事を読んでいただきありがとうございます☺️これからも真摯に文章を書くことを追求して行きます。よろしくお願いいたします!