訓練キャンプ まとめ
(写真:梅が枝餅 やすらぎ荘に集合する最寄りの駅の小さな売店に売っていた。やすらぎ荘は、車がないとどこへも行けない場所。駅の小さな売店の梅が枝餅が妙に印象に残っている。)
2回目の訓練キャンプもやすらぎ荘でした。あんな苦しい想いしたなら止めればいいのに、何が起こっているのか知りたくて二度目。
結局自分の無力を知り、トレーニーの子供の力強さをまざまざと目の当たりにするという日々。
3回目のキャンプは愛知県。愛知のキャンプに参加した時に、私が二度もやすらぎ荘に行ってるから、行く予定の人がいけなかったと文句を言われ。完全にアウェイ。トレーニーは、参加していた岡崎の療育グループに来ているお子さん。視力もなく、歩けず、ベビーカーでじっとしている子。3回目だから慣れたわけでもなく、腕が上がったわけでもなく、キャンプ長やスーパーバイザーが何とかしてくれるわけでもなく、やすらぎ荘の時のように、九州大学の大学院の人たちの援助があるわけでもなく、古今奮闘。
課題をするにも、暴れる、噛まれる、大声上げる。はあ~と、ひたすら訓練。
でも、何が起こるかわからないもの。ある瞬間、その子は、入口の方を見て、体を起こして、歩き出した!あの瞬間はずっと忘れない。そのあとは、歩くのが楽しそうで、私と手をつなぎ、施設の中を歩き回っていた。言葉ではないけれど、意思の疎通ができてると実感。
無我夢中なので、何が起こった???と疑問ばかり。自分は下手のまま。トレーニーが何かを見つけてくれたんだと思うばかり。
その頃、学会や研究会で、他の心理療法を経験していたが、動作法ほど、自分ができていない実感。変化した時の実感があるものはなかった。動作法に出会わなかったら、臨床心理士として働こうとは思わなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?