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Vinyl

意図するなよ
この身など
博打だろ
清々するぜ
激動、時代の坩堝へ
飛び込んでゆくだけさ

 King GnuのファーストアルバムでこのVinylが一番好き。
 やさぐれた感じ。やってしまえばいい。時々挑発したくなる。

 病院に心理として勤務しだして以来、隙間、狭間の中にずっといた。
薬剤師と心理士。両方がすっきり溶け込まない感じ。心理で勤務し始めた最初のころは、心理としての経験が少ないからだろうなと思っていたが、どうも、そうではないらしいことが分かった。
 一番大きい出来事としては、臨床心理士の試験を受けた時だった。面接試験で確か2回落とされた。二回目に落とされた時には、面接官がにやっと笑って「もうすこしやってもらわなければ」と言ったのを聞いた。二回とも、腹が立つことばかり言われた気がした。二回目のもう一人の面接官は申し訳なさそうに「プレッシャー面接なので」と言っていた。後々、前職がある人には厳しいということを聞いた。阿呆くさ。すっきりしない。医師にはホイホイ臨床心理士の免許を交付してたくせに。
 二つめに、ふうんと思ったのは、心理の大学の(指導教官ではない)臨床系の教授が、国家資格化についての話をしていた。「医学会が絡んでくると、解剖とか医学知識とかを教科として入れられるのが嫌だ。」って言った。口には出さなかったが、知らないより知っていたほうがいいと思った。大学の教科で唐突に、脳の生理学の教科だけあるのが違和感なんですけど。
 三つめは、緩和ケアの心理の研修会に行った際、某有名私立病院の心理が、「患者さんが薬のこと不安に思ってるから、私が服薬指導したんです。」と喜々としゃべってた!はあ?!薬理が何ぞやとか習ってない人が勝手に話すな!と叫びたかったが、大人しくした。
 仕事をしていく中で、職場の他職種の人や患者さんに違和感を覚えたことはないが、心理を仕事としている多くの人と一緒にいる時の違和感はいまだにぬぐえていない。(もちろん、感銘を受ける人も多々いる。)
(つづく)

#公認心理師 #臨床心理士 #薬剤師 #総合病院の心理 #薬剤師のコミュニケーション #私の仕事


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