サイコドラマ
ルーマニア生まれ(のちアメリカ籍)の精神科医モレノによって創案された集団心理療法であり、グループ・セラピー(集団療法)の先駆。一般に演劇は観客にカタルシスを経験させるものであり、これが心理的効果をもつことは古くから知られているが、サイコドラマはこの効果を積極的に治療法として利用しようとしたもの。
サイコドラマは形式的には主役(患者)、補助自我、観客、監督、舞台の五つの要素によって成り立つ。
サイコドラマの参加者はある程度慣れた人たちが必要だった。ゼミ内では出来ず、月一回程、外部の研修会に学生価格で参加した。先生のサイコドラマは、他にサイコドラマをしている方々とはちょっと違ったようだが、監督はあまり介入せずドラマが進んだ。みっちり3年は参加していた。かなり鍛えられた。
この研修中か、ゼミの中だったか、先生から言われた言葉で印象的に残っている言葉がある。
「人はいろいろ言うもんだよ」
結構人からの言葉に影響受けていたので、この言葉は私にとって大事なものだった。
(つづく)