島唄
キャンプに参加したころ、BOOMの島唄 ヒットしてました。
BO GUMBOS以外に、この唄はよく聴いてました。学会で沖縄に行くことがあったからかな。でも沖縄の人でないのに唄っているんだと不思議だった。沖縄の学会の時、沖縄第一ホテルに泊まった。移転する前の、とてもとても古いホテルだった。おかみさんは内地から嫁いできて苦労したと話してくれた。ちょっとだけ矛盾に触れたので、島唄の違和感は大きかった。
初回の訓練キャンプは、なんとなく違和感の中にいる始まりだった。参加するトレーニーは結構キャンプ慣れしている。保護者のお母さんたちもプロと言って過言ではない。そんなところに、まったく初心者の私が入る。トレーニーとトレーナーの組み合わせがあった時、私の担当トレーニーのお母さんはあからさまに残念そうな顔をして、「外れた」とほかのお母さんたちと話しているのを聞いた。違和感の真っただ中の始まり。
一週間、何とかなるものです。
下手でも、トレーニーが集中して取り組むとどんどん変化する。もちろん成瀬先生や、スパーバイザーの先生たちも対応してくれる。一週間終えて、動作法を習得できたかというと、まったく習得できていなかった。しかし、最後は、トレーニーのお母さんとハグして、涙して別れた。ちょっとだけ、ホッとした。
どうやったら効果的な援助ができるのか。キャンプをきっかけに、動作法、臨床動作法に魅了された。
(つづく)