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揺らぐ心

先日、弟と一緒に
父のところへ遊びに行きました。

往路の車中で、
父がひとこと。

「おまえ(弟)、まだ薬いっぱい飲みよんか?」

「そうやねー、飲みよるよ。」

弟は、発達障害と複数の精神疾患があるので、
毎日毎食後にいくつか薬を飲んで
体調を保っています。

薬の量を増やしたり減らしたり、
薬の種類を変えたりしながら、
少しずつ体調も安定しつつあって、
私から見ても良くなってきてると思います。

本当に、少しずつだけど。

そんな弟に対して、父は


「病院は金儲けのために薬を過剰に出すんよ。薬とか飲んだって悪い方向にしかいかんのに。病院に騙されよる。」

みたいなことを言いました。

いや、そうじゃないよね??
私はそう思って、そのことを伝えました。

父はこうやって思ったことをそのまま
口に出してしまいます。
オブラートにつつむなんて、絶対にできません。

その上、考え方が偏ってるので、
支離滅裂な発言をしてしまうんです。

そういう発言を聞くたびに
あー、やっぱり、
父も発達障害なんだろうなと思います。

まあ、今更診断がつこうがつかまいが
それはどっちでもいいんですが。

兎にも角にも、そういった発言によって
弟の気持ちの揺らぎなどが気になります。

傷つきやすく、気にしいだから。

だからいつも私は、
「さっきのはお父が間違っとるけん、
気にせんでいいよ。流しときい。」
って弟に伝えるようにしています。


このまま少しずつでも体調が安定して、
いつか一人前に生きていけるようになってね。

と、強く思います。

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