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164.会社を愛し、組織を愛し、仲間を愛すれば隣人愛が芽生え己の幸せになる

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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隣に住んでいる人を愛す…… 身近な人を助けて大切にする気持ちのことを“隣人愛”と言います。ここでの「愛」は共にいる人々の幸せに向けた、あらゆる自主的で非利己的な意思からの行動が含まれ、 同情を示すことに限りません。

この隣人愛を持つことは、人が人として生きていく上での幸福感と結びついています。なぜなら人は人の中で生きてこそ、人間としての生きている実感を味わうことができるからです。「にんげん」と読めば一個の人を指しますが、「じんかん」と読むと人と人が織りなす世界という意味の仏教用語となります。

この隣人愛は“慈悲心”とも言い換えることができます。慈悲心は、社会で一般的に知られている「愛」とは異なります。無条件の優しさであり、そこに裏の思惑はありません。その根底には、全ての生命に優劣はなく等しいという「平等」の考えがあります。

この慈悲心を大切にすると、さまざまな人間関係や運気が好転していきます。自分が相手に与えずに、一方的に相手に何かを求めてばかりだと、やがて関係性は崩れてしまいます。しかし、慈悲心を育むと他者とのトラブルが目に見えて減り、あなたに幸運のきっかけが与えられるでしょう。

仏教においては「慈・悲・喜・捨(四無量心)」という教えがあります。「慈」とは慈しみの心です。生きるものに安楽・喜びを与える気持ちのことを指します。また、「悲」とは哀れみの心です。生きるものの苦しみを除く、憐れみの心をもつ気持ちです。そして、「喜」は他者のことを喜ぶ気持ちです。他人の安楽を嫉妬せずに喜ぶ、喜びの心をもつ度量。そして「捨」は偏ったこころがなく中庸(ちゅうよう)な気持ち。他人に対して愛や憎しみを偏らせずにもたず平等に接する気持ちと言えます。

これらを養う一番身近な方法は、会社を愛し、組織を愛し、仲間を愛すること。社会のために何かをしようと意気込む前に、身近な人の幸せを思うことです。ここに慈悲心(隣人愛)が芽生えると言えます。

あなたの周りにあるミクロな社会に対し、隣人愛を心の中に据えておけばきっとあなた自身が幸せになれるはずです。

Q.あなたは会社や仲間が好きですか? それらのために何ができますか。


64.鑑定内容は他人と比べるものでもなく、勝ち負けでもない