122.決算は会社の通信簿。素直に自己反省をして振り返ればプラスが見える
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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働く人にとって“決算”は大変なシーズン。これは経営者だけでなく、個人事業主は確定申告、サラリーマンにとってはボーナス査定という形でやってくるものです。働く以上、この決算は避けては通れないものだと言えます。
大抵の人はこの決算を好まないケースが多いようですが、実はここには今の自分や会社をより発展させるためのエッセンスが多分に詰まっています。例えば、学生時代の通信簿などを思い返してみて下さい。
オール5なら問題ないのですが、たいていはどこかの科目のスコアが低かったり、突出して得意な科目があったりするもの。高校生ともなるとさらに項目が細分化され、教師からの所見も詳しく記載されているのが通常です。それに一喜一憂しながら、家路につくといった思い出は誰しもあるはずです。
実は、決算というのは会社や自分にとって、この学生時代の通信簿と同義とも言えるもの。ただ読み方が少々難しく、ある程度数字のことが分からなければ、貸借対照表や損益計算書を読み解けないかもしれません。これに関してはここでは割愛しますが、要するに関心を持って分析することで、どこに力を入れればいいのかが分かるということです。
決算を数字や帳尻合わせのためだけの時期だと見ていると、自分の弱みや強みを放置する結果となってしまい、いずれ大変なことになってしまいます。通信簿を見るかのように素直に受け止め、反省すべきところは自己内省、弱点強化に取り組むことが大切です。
そうすれば決算がただ大変なだけのものでなく、今後の会社や自分にとってプラスになる大事な機会になってくれるはずです。
Q.あなたは通信簿にこだわっていたタイプですか? 決算期のために日頃から心がけていることは何ですか。