191.自分の領分でない仕事の手伝いこそが、これからの己の才格を輝かせる
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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仕事においては自分の領分とそれ以外の領分があると言えます。中には個人事業主や一人会社の社長のように全てを自分でまかなわなければならない人もいますが、たいていの職務は分業化されているでしょう。
基本的には総務、営業、事務、経営などそれぞれの分野で与えられた仕事をこなすのが通常です。ただ、時に職務の拡大であったり他分野のピンチヒッターであったりして、自分の専門・範囲外の仕事が割り振られることがあると言えます。
そんな時「自分の仕事じゃないし」や「専門外だから……」の一言で片づけて、避けたり適当にこなす人も少なくないでしょう。やったことがないことに着手するというのは、かなりのストレスであったり要領が分からないため無理もないかもしれません。
しかしそこで、思い切って一生懸命“手伝う”と大きな恵みに繋がる場合が多々あります。それは専門分野以外の周辺分野について学ぶことで、横断的な知識が身につくことにより問題解決能力が養われるというメリット。
確かに専門性を持ち、その能力を深めていくのは大切なことです。ただ、私たちが直面している社会問題や複雑な仕事の在り方は、特定の専門分野だけでの解決が難しくなっているのも事実。そのため、個別の領分の仕事だけを行っていれば良いという訳ではないのです。
現代の課題解決においてはさまざまな分野が協力し合い、相互に影響し合ってクリアするのが主流です。専門分野ごとに価値観や取り組み方の違いがある中で協力して問題に対処するためには、一人一人が異なる分野の仕事の流れを理解していることが重要です。
職場内の他分野チームと意見を交わしコミュニケーションを取りながら協働することが求められるからこそ、会社内で横断的に仕事を学び理解を深めることに意義があると言えるのです。
そうすれば時代が変遷しようとあなたの才能は輝きを放ち続け、仕事が無くなることはないでしょう。
Q.自分の領分以外、他分野の仕事を学んだことはありますか? その時の感覚や印象はどうでしたか。