見出し画像

180.陰徳の美を意識すべし。誠意と熱意の姿は何にも代えられない美徳がある

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
公式本『占心行動学~運と命と自己超越の煌めき~』Amazonランキング2位


熱意や誠意は人の心を動かし溶かしてしまう“美徳”だと言えます。目標に向かって一心に向かっていく様は、感動という形で私たちの胸を打ちます。全国優勝を目指す甲子園球児などがその最たる例なのではないでしょうか。

ただ、そういった熱意や誠意は必ずしも常に目に見える形であるとは限りません。場合によっては見えない積み重ねがその裏側にあるからこそ、一層感動を与えてくれるケースもあるのです。

仏教の世界では“陰徳”という言葉があります。これは誰にも知られずにする良い行いのこと。また、一言で「徳」と言っても、徳には3種類あります。「天徳」は日本のため、世の中のため、「人徳」は人のため、そして「地徳」は地域や業界のため。そしてどのような徳であるかにより、一度に貯まる徳の量は異なってきます。

だからと言って、どの徳を積むのが良いかという訳ではありません。大事なのは天徳・人徳・地徳を“一致させていくこと”にあります。どんなに小さなことでも大きなことも、善い志をもってやることで、自然と大いなる陰徳が積み立てられていきます。

陰徳を積んでいくと、目には見えない世界に徳がどんどん貯まっていき、ある時何かのきっかけで貯めた徳が有形・無形の価値へと変換されていきます。自分では秘してやっていたことでも、誰かに“陽徳(目に見える徳)”として伝えられていくのです。中国思想をまとめた書物『淮南子』にも「陰徳あれば必ず陽報あり」と伝えられています。

何も見返りを求めず熱意と誠実さをもって陰徳を積み続けることで、あなた自身に素晴らしい“美徳”として備わるのです。

Q.あなたは記憶に残る誰かの陰徳はありますか。目に見えない積み重ねが功を奏した経験は?


80.占いの結果はほぼ忘れる、でも毎日薄く意識し続ける