228.風の新時代をしなやかに生きる「無碍(むげ)自在」と「ホロン理論」
著・三松會 占心行動学塾長 脇田尚揮 ■LINE公式アカウント■
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西洋占星術では2020年12月22日より、時代転換を意味するグレートミューテーションが240年ぶりに起こり「風の新時代」がスタートしました。つまり惑星の巡りや会合によって、否応なしに新しい生き方が求められるようになったのです。
この天体現象が示すところによると、この240年続いた収益・地位だけを追いかける「土(所有と蓄積)の時代」は終わりを告げました。これからは一人一人の個性からワクワクする未来を創造する「風(精神と対流)の時代」、感性の240年が幕を開けたのです。
これからの生き方として大切になるのは、名誉を求めるのもお金を求めるのもやめてしまおうという「名利共休(みょうりともにきゅうす)」の姿勢であり、自分の感性にフタをせずあらゆる物事に捉われることなく自由自在である「無碍自在(むげじざい)」を生きる姿勢。
そこでしなやかに生きるための発想は、“個”でありながらも“全体”としての性質を持ち、全体と調和して機能することの重要性を説く「ホロン理論」です。これは例えば、生物における器官などをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
心臓や胃などの個の臓器は私たちの身体の一部ですが、意識的に動かすことはできません。しかし、それぞれの臓器は身体(全体)を構成し調和的に生命を動かしています。つまり個の器官が相乗効果により単なる足し算を越えた、一つの生命という新しい価値を創っているのです。これがホロン理論の本質。
新時代のキーワードとなるのは「禅」の考えと「哲学」です。
自分自身を目の前を照らす灯火として、先の見えない暗闇のような人生でも自らを光として歩いて行く「自灯明(じとうみょう)」の発想。
本当に正しい真理(大自然界の法則)を頼りにして、何かを信じることではなく何が本当かを見抜き、考え抜いて生きる「法灯明(ほうとうみょう)」の発想。
そして、今この瞬間に自分がいるその場所で、自分ができることを精一杯やる「即今・当処・自己(そっこん・とうしょ・じこ)」の発想。
これが風の時代のニューノーマルになると言えます。この三つを実現し新時代に「強運になる」ための方法を、学問的占術・心理学・宗教哲学(禅)・社会科学から解明し適応するのが、当学問“占心行動学”なのです。
Q.環境や社会が変わった時あなたは生き方を変えますか? 自分をどう適応させますか。