終身雇用は異常? 幻想から抜け出そう
こんにちは。まだお盆期間が続いていますかね?
ゆっくりとした気分で、少し変わった視点からお話をしていきたいと思います。
終身雇用と年功序列、実は特殊な時代の産物
数年前、トヨタの会長である豊田章男氏や経団連の会長が「終身雇用は続かない」と発言して話題になりましたよね。
実は、これ、当たり前のことなんです。
なぜかというと、「終身雇用」や「年功序列」という言葉自体が、そもそもかなり新しいんです。
1958年、ボストンコンサルティンググループの初代東京事務所代表、ジェームズ・アベグレン氏が著書『日本の経営』で初めて使用したんですよ。
つまり、新造語なんです。
高度経済成長期という異常な時代
この言葉が生まれた1960年代は、まさに高度経済成長期。
人口がどんどん増えて、「人口のボーナス期」と呼ばれていました。
10年以上も二桁成長が続く超例外的な時期で、1960年代から90年代の30〜40年間は日本史上でも特殊な時代だったんです。
こんな特殊な時代に生まれたシステムが、ずっと続くわけがないんです。
今、私たちは「普通の時代」に戻りつつある
現在は少子高齢化で人口が減少し、労働生産人口も減ってきています。つまり、異常な時代から普通の時代に戻りつつあるんです。
実は、明治時代には仕事は数年おきに変わるのが普通で、一人で複数の仕事をするのが当たり前だったんですよ。
今の状況は、ある意味でその時代に近づいているのかもしれません。
なぜ終身雇用はもう無理なのか
考えてみてください。企業の寿命は個人の働く年数よりも短くなってきています。
企業の寿命はどんどん短くなっているのに、私たちが働く年数はどんどん長くなっている。
これを考えると、一つの会社に勤め続けるのは現実的ではありませんよね。
では、どうすればいいの?
正直、私にも明確な答えはありません。でも、こんなことを考えています。
複数の会社への転職を当たり前と考える。副業やマルチキャリアを視野に入れる。そして、何より大切なのは生涯学び続ける姿勢を持つことです。
教育システムも変える必要がある?
私には5歳の娘がいますが、今の教育システムについても疑問を感じています。
工業社会向けの古い教育システムでいいのでしょうか。そして、教育費の高さが少子化の一因になっているのではないでしょうか。
大学まで我が子を通わせるとなると、2,3000万円もかかるんです。これは大きな負担ですよね。
新しい教育の形を考える
もしかしたら、中学卒業後に働きながら学ぶという形もありかもしれません。
または、3年働いて、3年学ぶなど、柔軟な学びと仕事の組み合わせを考えてもいいかもしれません。
生涯を通じて「学ぶ→働く→学ぶ→働く」のサイクルを続けていくのが、これからの時代に合っているのかもしれません。
まとめ
終身雇用や年功序列は、実は高度経済成長期という特殊な時代の産物でした。
これからの時代、それらがないのは当たり前。むしろ、多様な働き方と学び方を模索する時代が来たのかもしれません。
あなたはどう思いますか?一緒に考えていけたらいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。良い一日を!
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