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教育の未来:「教育」から「共育」へ

こんにちは。富裕層向けの学習塾で働いているマモ~です。

最近、教育について思うところがあり、それを共有したいと思います。

古くなった「教育」

私は最近、「教育って古いな」「時代遅れだな」と感じています。なぜかというと、今の教育システムには大きな前提があるんです。

「教える人が正しい」

この前提、実はかなり古い考え方なんです。

工業化社会や高度経済成長期に生まれた「工場人間を作る」ための仕組み。それが今の教育の原型なんです。でも、今はそんな時代じゃない。

VUCAの時代。これからどんな変化が起こるか誰にも分からない。そんな中で、「大人が正しい」って前提で子供に指導するのは、もはや違和感しかないんですよね。

AIの台頭と教育の変革

そして、ここに来てAIの急速な発展。

1-2年前には想像もできなかったような高品質な画像や動画を作り出し、市場調査や議事録作成までこなすAI。

私自身、Claudeを使って文章校正をしていますが、人間が書くよりもクオリティの高い文章を作り出すんです。

こうなると、「ライターという仕事はどうなるんだろう」と考えざるを得ません。

そして、驚くべきことに、AIは国家医師免許試験レベルの問題も解けるそうです。つまり、人間の能力を測るはずのペーパーテストで、AIの方が優れているんです。

受験勉強の意義を再考する

こう考えると、従来の受験勉強って「AIの下位互換」を作っているような気がしてなりません。でも、だからといって受験勉強を全否定するつもりはありません。

受験勉強には別の意義があると思うんです:

  1. 苦手克服による自己効力感の向上

  2. 困難を乗り越えるレジリエンス力の強化

  3. 最後までやり抜く「グリット」の養成

これらは社会に出てからも重要なスキルです。ただし、大前提として「子供自身がしたい」という意志が必要です。

私の経験上、親の意向だけで受験勉強をさせると、ほぼ確実に失敗します。100組以上の家庭を見てきましたが、親子関係に亀裂が入ることも珍しくありません。

新しい教育の形:「共育」

これからの時代に必要なのは「共育」だと考えています。

共育 = 共に育つ、成長する

従来の教育:一方的に教える、教える側が正しい
共育:大人と子供が共に学ぶ

イメージとしては、昔の寺子屋に近いかもしれません。

同じ部屋で、一人は英語、一人はスペイン語、別の子は複雑な数学...というように、それぞれが違うことを学んでいる。先生は全てを知っているわけではなく、生徒と一緒に手探りで解決策を探っていく。

現代版でいえば、AIがこの役割を一部担えるかもしれません。ただし、哲学のような深い人間理解が必要な分野は、まだAIには難しいでしょうね。

大学ゼミでの経験

この「共育」的な学びを、私は大学のゼミで経験しました。

私の所属していたゼミは、他の研究室と全く違っていました。先生は「好きなテーマを自由に選んでいい」と言うんです。

その結果、環境、スポーツ、語学学習、経営、品質改善...と、全員が全く違う分野の研究をすることに。

これ、一見素晴らしく見えますが、やる側はかなり大変です。ずっと「これをやりなさい」と言われ続けてきた学生が、突然「好きにしていい」と言われても戸惑うんです。

でも、この「自由」の中での苦悩が、実は重要な学びだったんです。

教授の役割

面白いのは、教授自身もあらゆる分野に精通しているわけではないこと。

じゃあ、どうやって指導するのか?

答えは「ディスカッション」です。

学生が研究の進捗や課題を説明し、それに対して教授がアドバイスをする。でも、そのアドバイスは「こうすべき」ではなく、「こうしてみたら?」という提案型。

お互いが試行錯誤しながら、最適な方法を探っていくんです。

教授の強みは、膨大な論文を探索する能力。「今の君にはこの論文が役立つかも」と、適切な情報を提供してくれる。

これって、研究の仕方そのものを教えているんですよね。特定の分野の知識ではなく、どんな研究にも通じる根本的な能力を磨いていく。

まとめ:これからの教育

今の教育システムは、もはや時代遅れ。

これからは、大人も子供も一緒に学び、試行錯誤し、もがく。そんな「共育」こそが大切になってくると思います。

みなさんはどう思いますか? 教育の未来について、一緒に考えてみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。良い一日を!

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