幸せを追求しない方が幸せになれる説
皆さん、こんにちは。マモ~です。
今日は幸福についての逆説的な考え方をお話しします。
結論から話すと
幸せを重視しすぎない方がいい、というのが私の結論です。さらに、自分が今幸せかどうかをあまり考えすぎない方がよい、とも思っています。
心理学研究が示す興味深い事実
ある心理学研究によると、人は幸せを重視すればするほど、今の生活に不満を感じやすくなるそうです。
この傾向は、日頃から幸せを重視している人たちだけでなく、無作為に選ばれて「幸せの重要性」について考えさせられた人たちにも同様に見られました。
さらに興味深いことに、幸福を最重要視する人ほど、うつ病になりやすい傾向があることも明らかになっています。
哲学者ミルが見抜いていた真実
この研究結果が出る前から、哲学者のJ.S.ミルは重要な洞察を残していました。彼は著作の中でこう述べています。
「幸福以外の何か他の目的に心を傾けている者だけが、幸せだと感じるのだ。例えば、他人の幸せ、人類の発展、ある種の芸術や趣味などを、手段とするのではなく、それ自体に理想の目的として情熱を向ける。幸せは目標ではなく、目標に向かう道のりで見つけるものだ」
まさにその通りだと私も感じています。
日常生活の中での幸せ
私たちは普段、仕事をしたり、友人と交流したり、家族と触れ合ったり、趣味に没頭したりしています。
これらの活動は、幸せになるための手段ではなく、それ自体が目的となっているのです。
実は、その時は特別な感情を感じていなくても、後から振り返ってみると「あの時は幸せだったな」と感じることが多いものです。
自己目的的活動の大切さ
幸せを直接の目的とするのではなく、その行動自体に意味を見出す。これが自己目的的活動です。
活動している最中は特別な感情がなくても、後から振り返った時に「あの時幸せだったな」と感じられる。これこそが理想的な形なのではないでしょうか。
最後に
幸せになりたいという気持ちは当然のことです。しかし、日常生活の中でそれを意識しすぎることは、かえって逆効果かもしれません。
自分が幸せかどうかを考えすぎるのではなく、今している活動に没頭することで、結果として幸せが訪れる。これが、私の考える幸せへの近道なのかもしれません。
この考え方は一見矛盾しているように思えますが、実は深い理にかなっているのではないでしょうか。
皆さんも、あまり幸せを意識しすぎず、今している活動に没頭してみてはいかがでしょうか。
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