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「断片的に聞いちゃう」わたしへの処方箋


昨年暮れからトレーナーの方について自分の身体メンテナンスに励み始めた中年美容室経営者ですw。


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同業の方は共感いただけるかと思いますが、どうしても前傾での姿勢が長くなりやすいのか肩甲骨周りの疲労が溜まりやすく。果ては手首指先にまで影響が出てきてしまって、もうあんまり情けなくなってきたのでお世話になっている、そんな次第です。


そんななか、最近我ながら興味深いことがあって。

トレーナーの方がおっしゃる


「はい、力抜いて〜」


これ、大抵同じ患部を触られている時に言われているなってこと。

自分では力を入れている自覚がないのに、毎度同じ場所で言われる「はい、力抜いて〜。」


今日はこんな場面からきっかけを得た思考を共有させてください。


◇ 「力入る」って、つまり・・・


「震え症」という症状が正式名称かわかりませんが。


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私は緊張をしたり精神的に追い込まれるような場面になると震えが出る体質?だったのか、シャンプーの練習をしていた当時、モデルになってくれた先輩のネープを支える手が震えて震えて、

「ちょ、震えてるよーー。」

からかい半分に指導を受けていたことがありました。


冒頭のボディメンテでいうところの「力抜いて〜」も然り。

じゃあ、この「震える」だとか「力が入る」だとかって、一体どうして起きるんだろう。


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そう。

これ、ほとんど「警戒」にも近い「備えなきゃ!」の気持ちが起点になっているところ大きいんですよね。


警戒? 何に備えるかって?


それは、他者からコンタクト(アタック)されることへの「恐れ」。


シャンプーの力加減が強すぎたりしたらどうしよう(怒られたらやだな)

トレーナーの力が想定以上に強かったらどうしよう(痛かったらやだな)


「こいつのシャンプーに怒り散らしてやろう!」

「ちょっと強めに圧かけちゃえー!!」

なんてこと、まずあるわけないのに。ね。


要は、その時々へのパートナーへの信用が浅いものだからその分だけ、恐れの度合いが増してしまうんですよね。


◇一見、前向きに聞こえるけど・・・


これ、実は、美容師が指導を受けている時に見せるリアクションにも垣間見える「断片的に聞く」態度。


いわゆる頑固さにも通じていて。


「おっしゃっていること、よくわかります。要は〇〇ってことですよね。

「ご指摘有難うございます。じゃあまずは〇〇からやってみることにします。


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一見前向きな発言のように聞こえるかもしれませんが。


これ、ほとんど成果の出ない人に共通している態度です。



何が問題かって?


「要は〇〇ってことですよね。」って

=「私が聞いた感じで解釈するとあなたのお話の要点は・・・」


「じゃあまずは〇〇からやってみますね。」って

=「エッセンスは教えてもらったので行動は自分で決めますね。」


どちらも話者の視点ではなく、自分の解釈のなかで話を受け止めている(≒力入っている)時に出てくる表現なんです。


☑️ 要点は、より解釈が進むように指導者まとめるもの。
☑️ 行動は、「まずこれから始めてください。」エッセンスを伝えた上でそのスタッフの能力に合わせて、指導者が提案するもの。


◇ 伺うのなら「1」さえ邪魔。「0」から伺う。


もし、先輩美容師などからのアドバイスに


「あ・・・私そういうところある・・・」


心当たりのある人がいたら、ぜひこんな風に考えてみてほしいんです。


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「大丈夫。たとえ指導者が手取り足取り教え込んで、その通りにやることになった(させられた)としても、表現するのはあなただし、出る成果もすべてあなたのもの。きっと指導者の教えた通りにもならないし、だれもその成果の手柄を奪ったりはしません。」

もっと言えば、

あなたの全てを引き受けて未来永劫ずーっと責任を持つ、なんて指導は誰にも出来ないし、そもそも誰もしない。



だからこそ。

まずは0から。(極論、1さえ邪魔。)

100点満点目指して指導者の話に全部預けて、耳を傾けてみよう。


私の経験上、おそらくかなり高い確率で、それが正解への早道です。


「断片的に聞く人への処方箋」

いかがでしたでしょうか。


勇気持って正面向き合って吸収していける自分づくりしていきたいですよね。


ではまた!

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伊藤 護@創業10年越え美容室オーナーの経営奮闘記
小規模美容室のためのマネジメント改善術/自分の✂︎を30%セーブさせながらお店に持続可能な利益を残していく経営スタイルをつくりあげていきたい経営者に向けた情報発信をしています。