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映画の話 vol. 1: 『マッシブ・タレント』
こんにちは。
なんだか、急に自分が好きだと思ったものを言語化してみたくなりました。
まだまだ上手ではありませんが、徐々に上達して、さらに自分の「好き」を誰かに伝えられたらと思っています。
さて、今回は映画についてお話ししようと思います。
皆さんは、ニコラス・ケイジ氏主演の映画『マッシブ・タレント』をご覧になりましたか?
原題は "The Unbearable Weight of Massive Talent"
「耐えきれないほどの才能の重さ」といった感じの意味でしょうか。なかなか綺麗に訳すのが難しいですね。
それはそれとして、今回はこの映画を見た感想を語っていこうと思います。
まずは基本情報から。
本作は、2023年3月24日に日本で公開されました。
現在(2024/09/06)、NetflixとAmazon Prime Videoで配信されています。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0BZXT9HDM/ref=atv_dp_share_cu_r
次に、ストーリーを簡単に説明します。
この映画でケイジ氏は本人を演じています。
そう、ニコラス・ケイジ役のニコラス・ケイジなんです。ジャッキー役のジャッキー・チェンみたいな感じですね。
本作では、ケイジ氏演じるニコラス・ケイジは落ち目の俳優であり、家族に愛想を尽かされ、連泊していたホテルからも追い出されてしまう始末。
俳優業の引退を覚悟した矢先、報酬100万ドルである人物の誕生日パーティーに出席するという仕事が舞い込んできます。そして、依頼主のいるスペインのマヨルカ島に向かうことに。ペドロ・パスカル氏演じる依頼主ハビはニコラス・ケイジの大ファンで、一緒に映画を作ろうとニコラスに提案しますが…という内容です。気になる方はぜひご覧ください。
さて、感想ですが、とにかく笑いました。とても楽しいコメディ映画です。
また、なんだか久しぶりに、大掛かりなCGI(コンピュータグラフィックス)のない映画を見たなという印象です。
そして、それが心地良い!
私が好きな映画のジャンルは、スーパーヒーローものやSFです。
近年では、CGIがふんだんに盛り込まれた作品が目白押しですね。
特にマーベル作品は顕著です。
もちろん、それが悪いということではありません。
単にお金をかける対象が変わったのでしょう。
CGIが本格的に導入される前はSFX(Special Effectの略。特殊撮影略して特撮ですね)として爆破や特殊メイクなどにお金がかけられたわけです。
話は逸れましたが、『マッシブ・タレント』では、CGIで幻想的な風景を作ったり、VFXでド派手なアクションをかましたり、ということはありませんでした。
そういうジャンルではないので当たり前なんですけどね。
唯一、ここはCGIが使われているのかな、と思った場面があります。
それは、主人公ニコラスが妄想する、若かりし頃のニコラス(ニッキー)。
現在のニコラスが、イマジナリー・ヤング・ニコラスと会話を繰り広げるのですが、これがとても面白い。
ナイスミドルな現在のニコラスと、若ニコラスという、二人のニコラスが一つの画面に登場するのです。ニコラスを若く見せたり、二人の同一人物を同じ画面に出したりするのにCGIが効果的に使われているのかなと思いました。
ちなみにこの若ニコラスを演じた俳優は、「ニコラス・キム・コッポラ」とクレジットされています。ニコラス・ケイジ氏の本名ですね。
まとめです。
『マッシブ・タレント』は、お話の出来の良さと、ケイジ氏とパスカル氏の演技力により、非常に楽しめる作品でした。
昨今の壮大なCGIモリモリ映画に少し疲れていた自分にとって、ある意味清涼剤のような作品でした。
皆さんもご覧になってみてはいかがでしょうか。
またお会いしましょう。