〚日記〛#21 「あの先生って無神経」にならないために
今日は猛烈に働いた。患者さんは次々来るし、書類系の仕事もたくさんあった。途中、印刷機にエラーが出てドキッとしたけど、なんとか復旧。
検査の説明用紙から処方箋、予約票、紹介状など、病院のペーパーレス化は遠いな、と思う。
一人の患者さんが「早期のがんが見つかって」と教えてくれた。症状もなくたまたま見つかり、全くの早期だったため負担のない治療を選べた。術後の投薬もないらしい。
こういう話を聞くと医療者側は「(はやく見つかって)良かったね!」と返したくなるものだけど、「がんになった」こと自体はもちろんそんなに良いニュースではないし、落ち込んでいる方もいらっしゃる。迂闊な反応は避けないと…と、一瞬頭の中でぐるぐるっと考えた。
その方は「ほんとに幸運だったわぁ」という感じでお話を続けてくださったので、一緒に喜びあうことができて良かった!
医療者の中で過ごしていると、病気や怪我に対する認識が一般的な感覚とズレがちなので、よくよく考えて発言しなくては。命があればそれで良かった!ラッキーだった!と思ってしまうところがある。
「あの先生って無神経よね」みたいな評価も、その先生の人格というより、案外そんなズレから生まれるのかなぁと思った。
空腹でデパ地下を通るのはいけませんね。催事で出ていたたねやさんであれこれ買って帰宅!