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『讃美歌』 みんはいアドベントカレンダー

南関東も北風がピープー吹いて一気に真冬。
毎年いったん忘れてしまうけれど‥
冬の寒さってコレな〜と思い出しました。
今の気持ちを自由律俳句で格調高く詠むと

お布団にしがみついていたい朝だ

では、mi-ko4690さんのイラストが
とってもかわいいアドベントカレンダーの
今日の分を開けましょう🎄


12月15日のアドベントカレンダー
テーマは『讃美歌』です。


🎄SS『かわいい聖歌隊』

🐈‍⬛ 昨日もね、きれいな歌が聞こえたの。 
  あの窓!
🐕 いろんな色で絵が光ってる窓だね。
  気になるよなぁ
🐈‍⬛ 行ってみたいな。満月にお願いしよう
🐕 いっしょに行きたいってお願いしよう
🌕 ✨✨✨✨✨✨✨✨
🐈‍⬛ここね、今日も歌ってるみたい
 私、人間の女の子になってるよね!
🐕うん。ぼくは人間の男の子さ!
 ドアあくよ。入ってみよう
🐈‍⬛あの〜こんにちは。きれいな歌ですね
🐕ここで聴いていていいですか
👧もちろん!今クリスマスの讃美歌を
 練習してるのよ
👦いっしょに歌ってみない?
🐕できるかな
🐈‍⬛はい、歌いたいです!
👧この白いローブを着てね
👦ではさっそく。ぼくらの真似してみて
🐈‍⬛ニャ〜ニャニャニャニャニャ〜ニャニャニャニャニャ〜ニャ  
 ニャニャニャニャ〜ニャニャ
👧うん、すてき!
🐕ワンワンワンワンワ〜ワン
👨いいね、その調子!
👩みんなでピアノに合わせて歌うわよ

グロ〜オオオオニャ〜ニャニャニャニャオ〜ニャニャニャニャニャ〜リヤ
ワンエクセルシス デ〜ワン

👦よかったよ!今日はおしまい
👧楽しかったね♪また来てね

🐈‍⬛ありがとう!楽しかった♪
🐕ありがとう!また来るね

👩猫さんと犬くんと歌えるなんて
 最高に楽しい日だった
👦きっとまた来てくれるよね
👩クリスマスにみんなに聴いてほしいな
👦楽しみだなぁ
             (おしまい)

〈川柳〉

誰だって歌えば仲間クリスマス

🎄讃美歌と私

中学高校の頃の私は、ミッションスクールに通っていました。プロテスタント系の学校だったので、マリア像や十字架にかけられたキリスト像や装飾の美しい礼拝堂などとは無縁でした。(それらはカトリック教会で見かけるものです。)プロテスタントでは聖書を通して個人が神と繋がることを信仰と考え、装飾的な要素は控えられます。
学校には礼拝堂はありませんでしたが、パイプオルガンのある講堂がありました。
月曜日から金曜日まで毎朝欠かさず礼拝があり、場所は講堂だったりクラスルームだったり曜日で決まっていました。
最初と最後のほうに讃美歌を歌います。変声期で(女子ですが)ハスキーボイスだった私もいつしか人並みに高音も出るようになりました。ざっと2000回以上、讃美歌を歌った計算になります。卒業式では高3生がハレルヤコーラスをドイツ語で歌うのが伝統でした。
柔らかい頭に刷り込まれた記憶はしっかり定着するようで、今でも讃美歌のメロディや歌詞をそこそこ覚えています。
ポップスにはめっぽう無知なのですが。

では、クリスマスの讃美歌から私が好きな歌とポピュラーな歌を紹介します。

🎄『馬槽まぶねのかたえに』

短調の讃美歌は少ないです。
この曲はバッハが作曲したもので、四声の旋律がなんとも美しくせつないのです。(ここではソロの歌を紹介していますが、記事の最後にペタしたパイプオルガンのアルバムにも収められていますのでぜひ聴いてください。)

クリスマスの時期に歌われる曲ですが、街で流れているのを聞いたことがなく、知らない日本人が多いのではないでしょうか。私が知っている讃美歌の中で一番好きな曲です。
「黄金(こがね)のゆりかご 錦の産着(うぶぎ)ぞ 君にふさわしきを」
という歌詞も好きです。
馬小屋で生まれ、干し草を入れる馬槽のなかに寝かされている赤ん坊のイエスキリストを、東方の三博士が星に導かれて祝福に訪れた逸話を歌っています。(ドイツでは牛小屋が定説らしいですが。)

〈短歌〉

神の御子罪負ふ運命さだめと生まれしを
喜び讃ふる民のかなしき

〈歌詞〉
作曲 S. バッハJohann Sebastian Bach
作詞 ゲルハルトPaul Gerhardt

1)馬槽(まぶね)のかたえに 我は立ちて
  受けたる賜物(たまもの) 献(ささ)げ   
  まつる
  命の命よ 我が物すべてを 取りてよみ
  し給え
2)救いの御恵(みめぐ)み 我が身に満ち
  輝く御姿 心に映(は)ゆ
  妙(たえ)なる我が主よ 君より離れて
  我はいずこに行かん
3)きらめく明星(あかぼし) 厩(うまや)に
  照り
  わびしき乾草(ほしぐさ) 馬槽に散る
  黄金(こがね)のゆりかご 錦の産着(う
  ぶぎ)ぞ 君にふさわしきを
4)この世の栄えを 望みまさず
  我らに代わりて 悩み給う
  貴き貧しさ 知り得し我が身は いかに
  たたえまつらん


🎄『あら野の果てに』 

クリスマスシーズンによく耳にするこの歌。
「グロ〜オオオオオ〜オオオオオ〜オオオオオ〜リヤ インエクセルシス デ〜オ」のところは歌ってて楽しくて無限にリピしたくなる♪
よかったら歌ってみてくださいね。
リベラのボーイソプラノの透明感には思わず
手を合わせたくなります🙏(←あ、合掌はちがうよね💦)

LIBERA
リベラは、イギリス、サウスロンドンに住む7歳から18歳までの少年達のなかからオーディションにより選抜結成されたボーイ・ソプラノによるユニット。

リベラ日本公式サイトより

〈短歌〉

聖歌隊奏でる天使のハーモニー
脳裏に映すイノセントワールド


🎄『もろ人こぞりて』 Joy To The World


超有名な一曲。
「シュ〜ワ、キ、マ、セ〜リイ〜」と細かくタンギング?腹式呼吸?しながら繰り返してると気分上がってくる感じ。
ヘンデル作曲とさっき知りました。讃美歌らしからぬ勇壮さの理由がわかった気がします。ちょっと調子良すぎて私の好みではないかも。

〈短歌〉

クリスマスキャロルにイルミネーションが
踊り輝くショーウィンドウ

🎄『Joyful Joyful』

『天使にラブソングを2』で歌われたゴスペルの『Joyful Joyful』はとにかくカッコよかった🎶
私も数年間ゴスペルを齧ったのでこの歌も歌ったこともあります。聴くのと歌うのじゃ大違いで、ハモリ1つとっても「これで合ってる?」という感じで、素人には歯が立たない‥披露しちゃったけれどね〜😁
プロってスゴい✨映画ってスゴい✨

こちらの原曲は、ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章の主題旋律(歓喜の歌)、いわゆる”第九”。歌詞(英語)はヘンリー・ヴァン・ダイク(Henry van Dyke)が1907年に新たに書いたものだそうです。

〈川柳〉

ゴスペルに憧れ熱唱オバさんも

実際に歌っている時は力が沸いてきて体が勝手に動き出すようなエネルギーを感じられて
下手でも楽しいんですよ〜♪


おまけ 癒しのパイプオルガン

ここで紹介した讃美歌も、紹介しきれなかった定番の讃美歌も聴くことができます。
歌声は入っていません。
クリスマスシーズンのBGMにどうぞ。
師走の忙しさを落ち着かせてくれる
パイプオルガンの調べです。

讃美歌の歌詞には抵抗がある人もいると思いますが、曲は美しく覚えやすい旋律が多いです。
起源は4世紀以前とする説もあり、教会音楽はヨーロッパの音楽に深く影響しています。
16世紀のルターの宗教改革によって、一般の人がその国の言葉で歌えるようになり、讃美歌はポピュラーなものとなりました。
日本では、明治時代に宣教師が伝えたのが始まりと考えられます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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