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toco_33_hiyo
【俳句幼稚園】「秋北斗」ほか
秋北斗果てなき宙の線つなぐ
ペガサスの一蹴り空へ若き夢
怖れさへ味方につけて秋の星
※推敲 by 鶫さん
(推敲前)怖れさえ味方なれやと秋の星
澄んだ夜空に瞬く星。
いったい
星と星はどれほど遠いだろうか。
どれほど時を隔てて生まれただろうか。
天空に線を繋いで星座を描くとは
ずいぶん自由な想像だと思う。
夜空を見上げて大きな夢を見る。
それぐらいの特権は
人に与えられている。
むしろ
素直にひたむきに
愚かに夢見れば
面白いかもしれない。
そうはいかなくても
人の営みは愛おしい。
怖れる心さえも?
秋の星に問いかける。
静かに力強い瞬きが
まっすぐに私をとらえる。