掃除機が壊れた話。

我が家は猫を２匹飼っているので掃除機は必須。
猫を飼い始める時に思い切ってすごくいい掃除機を買いました。

あれから３年ちょっと。
掃除好きな私は毎日何度も家中掃除していて、
なくてはならない、
もはや「相棒」と呼んでもいいくらい大切にしてきました。

ところがある日掃除機の電源を入れても全く反応しなくなったのです。
前日まで元気に動いていたのに・・・

予兆があったなら諦められたり寿命かなと思えるのだけど
まだ３年だし、何より前日まで元気にゴミを吸い込んでたんです。。

ショックというか、現実を受け止められないというか・・・

たかが掃除機なんですけど
自分でもびっくりするくらいショックだったらしく笑
これからどうしようなんて全く考えられなかった数日。。

（動かなくなって１週間とちょっと、やっと今後どうしようか考えられるようになりました。笑）

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この掃除機の件があってふと思い出したことがあったのです。

それは父のこと。

私の父は高校生の時に亡くなっているのですが、
実は亡くなる瞬間を家族で見届けています。

ちょっと前まで息をしていた父の呼吸が止まる瞬間を。

なんていうか・・・すごく不思議だったし人間ってあっけないなと思ったのを覚えています。

そして当たり前というのは簡単に変わってしまうこと。
形あるものは永遠ではなく、いつかは壊れるということを。

父の死を通して心の底から学んだことでした。

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実は昨日１１月３日は父の命日。
家族でお墓参りに行きました。

あれから１８年経つので父から学んだ大切なことも
日常にまみれすっかり忘れていました。

掃除機と一緒にして申し訳ないとは思うのだけど、
あの命尽きる瞬間を掃除機が動かなくなった件と命日で
また鮮明に思い出すきっかけになりました。

最近ちょっと人生に焦っていたというか、
未来ばかりみて「今」を全然感じていなかったのです。

いつどうなるか分からないこの人生なんだから
「今」に焦点をあてるんだよ、
と父がメッセージを送ってくれたのかもしれないですね。

また一つ家族から大切な事を
教えてもらった出来事でした。

このところバタバタしていたのですが、
基本に立ち返って今を楽しみます。

mami